奥殿小学校に、新任の体育の先生が入ってきました。昨年まで,30歳以下の先生がいなかったので,子供たちは大喜びです。先生は陸上選手で100mを10秒台、200mを21秒台で走るスプリンターです。長放課と昼放課には、毎日全校の子供を相手に鬼ごっこをしています。見つかると必ず捕まってしまいます。でも、子供たちの目はとても嬉しそうです。将来、この経験が生き、先生に捕まらないくらいの速さで走れるような素晴らしい選手に成長する子が現れるでしょう。

 この写真は、走り高跳びの授業のものです。子供たちの目はすべて先生に向けられ,集中して学習しているのが分かります。先生が見せる手本を子供たちは息を呑んでみています。絶対に見逃すまいという緊張感が伝わってきます。自分ができないことを目の前で見られるというのは、子供たちにとってとても貴重であり、素晴らしい勉強になります。今までで一番素晴らしいお手本は,立ち幅跳びでした。何と先生は砂場を跳び越えてしまいました。