9月3日(金) 幼虫の成育状況

 緊急事態宣言発布下の現在、部活動は行えません。しかし、幼虫の飼育に中止はありません。コロナ禍でも、幼虫は日々成長しています。

 

通常飼育は、バットに200匹の幼虫を入れ、生きた稚貝を与えて育ててきました。8月末に1つの飼育ケースの幼虫の成育状況を調べてみました。

10mm以上の幼虫が11匹、5~10mmの幼虫が41匹、5mm以下の幼虫が95匹でした。合計147匹でした。

最も大きく育ったものは、13mmほどの4令幼虫でした。

 

 

密集飼育は、水流のある容器に500匹の幼虫を入れ、大きめな稚貝の殻を砕いて与えてきました。密集飼育の幼虫の成育状況も調べてみました。

10mm以上の幼虫は居なくて、5~10mmの幼虫が7匹、5mm以下の幼虫が285匹でした。合計は292匹でした。

密集飼育は通常飼育に比べ、大きく育ったものも少なく、生存率も低くなっています。しかし、小さな稚貝を集める必要が無いので、飼育の手間はとても少なくなります。密集飼育は夏期だけの短期間限定予定だったので、そろそろ放流先を考えていかなければなりません。しかし、密集飼育の中には、2mmほどの1令幼虫もいました。孵化後ほとんど成長していません。このような小さな幼虫は放流しても生き残れる可能性は低いと思われるので、飼育を続けることになると思います。