7月17日(金)

 先週、ホタル飼育小屋で育てる3000匹の幼虫や、ミミズやサカマキガイで育てる試験的な取り組みの飼育ケースの準備が終わりました。産卵箱のミズゴケにはまだ孵化していない卵が少しだけ残っているので、遅れて孵化してきた幼虫は廊下で展示飼育することにしました。

 

 

 

7月15日に孵化直後の幼虫を観察すると、全長は1.8mmほどで孵化前に卵の中で見えていた幼虫の姿とほとんど同じでした。

 

 

 

 

16日にカワニナの稚貝を与えると、幼虫は自分より大きな稚貝に群がって、一晩で稚貝の肉を食べ尽くしてしまいました。

 

 

 

 

 

17日にカワニナを食べた幼虫を観察すると、全長は2mmを超え、15日より背中の模様の間隔が広がっていて、体の幅が太くなっているっことが分かります。また、体の中心部分に色の濃い部分が見えて、消化管の中に食物が入っている様子が分かります。