8月27日(木) サカマキガイで大きな幼虫が育つ

 学会では、カワニナよりも成長は遅いけれど、サカマキガイでもゲンジボタルは育つことが発表されていました。その結果を確かめるつもりで、自然科学部でもサカマキガイだけでゲンジボタルを育てる飼育ケースを準備しました。その飼育ケースで、幼虫の大きさを調べたところ、数は少ないけれど、1cmを超える幼虫がいました。この大きさは、カワニナの稚貝を与えて通常飼育している幼虫の中で最大のものとほぼ同じ大きさです。学会の報告よりよい成長をしています。飼育期間がまだ2ヶ月なのではっきりしませんが、なかなか興味深い結果が出ています。

 

 

 左がカワニナの稚貝だけで育て幼虫の中で、最も大きなものです。右がサカマキガイの稚貝だけで育てた幼虫の中で、最も大きなものです。両方とも1㎝を超え、ほぼ同じ大きさで、区別がつきません。