7月7日(水) 稚貝採り

 幼虫を飼育ケースに分けたので、稚貝採りが始まります。カワニナプールの底の砂利や砂の中に潜むカワニナの稚貝を採集するのですが、この時期必要な違いの大きさは3mm以下です。幼虫は自分の体に見合った大きさのカワニナしか食べることができません。孵化して間もない今の幼虫は,全長2mmもありません。なので、食べることができる違いの大きさは3mm程までです。3mmのカワニナを採集するのは,とても大変な作業です。

カワニナプールの底の砂利や砂をすくい取り、ふるいにかけ泥や細かな砂を洗い流したものをバットに入れます。バットの中の小石やゴミに混ざって、小さな稚貝も隠れています。しばくじっと見ていると、稚貝だけ動くので、小石と区別がつきます。見つけた稚貝をスポイトやピンセットで採集していきます。昨日の部活動では160個以上、今日は保護者会で途中で抜けた人が多かったので昨日の半分ほどの量になりました。1年生もコツを掴んだようで、テキパキ採集していきました。

部活を終了して、飼育小屋の電気を消してしばらくすると、隠れていた幼虫が出てきて、カワニナに襲いかかります。幼虫より大きなカワニナを1匹の幼虫が仕留めるのは無理で、集団でカワニナを襲います。今日は、1匹のカワニナに数十匹の幼虫が群がっているのを目撃しました。このカワニナは、噛みつかれた幼虫に肉を溶かされ食べられていき、明日の朝には、全身が食べられてしまい、殻だけになります。