6月10日(金) ゲンジボタルの卵を観察しました。

 産卵箱のコケに産み付けられたゲンジボタルの卵を、実体顕微鏡で観察しました。

産卵から1週間ほどなので、卵はまだクリーム色をしたままで、中の様子などは見えません。

 

 

 

産卵箱にいつも入れてる生きたミズゴケと一緒に、ホタル飼育小屋周辺に自生しているカマサワゴケの産卵箱に入れてみました。

すると、ミズゴケよりも多くの卵が産み付けられていました。1ヶ月後の孵化までカマサワゴケが枯れずに元気に残り、問題なく孵化できるなら、産卵箱にはカマサワゴケが使えそうです。生きたミズゴケの調達はなかなか大変だったので、カマサワゴケが代用できるなら、とても助かります。実際、岡崎のホタルの生息地を見てみると、ミズゴケなどは生えていません。カマサワゴケを始め、いろいろなコケが自生し、それらのコケにホタルは産卵しています。なので、ミズゴケにこだわる必要は無いのだと思われます。ただ、産み付けられた卵が最もきれいに見えるのがミズゴケです。ミズゴケの葉の網目のような葉脈に包まれた卵はとてもきれいです。