7月6日(木) 孵化直前の蘭を観察しました。

飼育が始まっているので、順番が逆転してしまいましたが、孵化直前の卵の観察を行いました。やはり、年に1度は観察しておかなければいけない重要ポイントです。

 

 

 

 

3年生の観察

 全体的に茶色っぽい色だった。私が見たコケの枝には、白っぽい卵が多かったけれど、2つだけ灰色になっていた。もう、中の幼虫が見ていて、1節目の模様がよく見えた。1節目の模様は満月が半分に割れたような形だった。模様は黒っぽかった。幼虫が中で動いていた。

 白っぽい卵でも、中の模様が見える卵があった。

 

 

 例年、遠くの山まで出かけてミズゴケを採集し、ミズゴケ産卵箱に入れていました。昨年、試しに飼育小屋の周りに生えているコケ(多分サワゴケの一種)を使ってみると、無事に産卵して、幼虫の孵化まで問題なく進みました。そこで、今年は、全ての産卵箱にサワゴケを入れ、ミズゴケは採集に出かけませんでした。今年も無事に産卵し、孵化まで進んだので問題はありませんでし。しかし、卵の観察を行うときはミズゴケのように都合良く行きませんでした。ミズゴケの場合、葉が長いので、卵を葉が包み込んでとても安定しています。観察のために動かしても何も問題はありませんでした。しかし、今年のコケの場合、葉が短いので卵は葉の中にはなく、卵の粘着力だけでコケにくっ付いている状態でした。この状態で卵が産み付けられているコケの枝を動かすと、卵がぽろぽろ落ちてしまいます。コケに触った指やピンセット、シャーレなどにも卵がついてしまいました。観察後にこぼれ落ちた卵は集めてコケの上に戻しておきましたが、大丈夫なのか心配です。来年は、観察用にミズゴケも是非復活させなければと思っています。