2令幼虫 8/4
8月4日(水) 2令幼虫
幼虫は順調に成長を続け、1~2割ほどが2令幼虫になってきました。
今の1令幼虫は、体長3ミリほどで、孵化したての頃の2倍以上に成長しています。皮がパンパンに引っ張られているので、体表の色素が薄くなり、背中の模様の間隔も広くなっています。第1節の模様が、縦に2つの半円に割れている1令幼虫の特徴も、よりはっきり見えています。
今の2令幼虫は、体長4ミリほどで、脱皮直前の1令幼虫より少し大きくなっています。体表の色素は詰まっていて密なので、色が濃く見えます。背中の模様も大きくなっています。第1節の模様が1令幼虫から変化して、左右が繋がり菱形になっています。2令幼虫は体長8ミリほどまで成長します。3令幼虫になるのは、8月終わり頃だと思われます。
先日、8ミリほどに成長した幼虫を3令幼虫と間違えてしまいましたが、この幼虫は、ヘイケボタルの幼虫でした。背の模様を見ると、ゲンジボタルとの違いが分かります。展示用にヘイケボタルの産卵箱と一緒に置いておいたときに、ヘイケボタルの幼虫がゲンジボタルの幼虫の中に紛れ込んでしまったものと思われます。気がつかずに一緒に飼育したところ、ゲンジボタルよりヘイケボタルの方が成長が良いことが分かります。ヘイケボタルは田んぼの水がなくなる頃に、土の中に潜って夏眠をするので、それまでにある程度の大きさに成長しておくのだと思います。今の時期の幼虫を見比べると、ゲンジボタルの幼虫よりもヘイケボタルの幼虫の方が大きく、動きが活発です。
密集飼育で、殻を砕いたカワニナの稚貝を入れると、幼虫が群がってきます。
登録日: 2020年12月16日 /
更新日: 2020年12月18日