7月21日(木) 幼虫は順調に成長しています

 7月5日に幼虫をケースに移して飼育を始めたので、飼育開始から2週間以上が経過しました。飼育ケースの水替えをしていると、幼虫の抜け殻がたくさん出てくるようになり、脱皮が行われていることが分かります。ケースの中をよく見ると、4mm程の2令幼虫がたくさん見つかるようになりました。中には、5mm程の大きさで、体がパンパンに張っている2令幼虫もいました。これは3令間近な2令幼虫だと思われます。今年はカワニナの稚貝が豊富で、例年に比べ非常に多くの稚貝を与えることができているので、これまでの幼虫の成長はとても順調です。

 

 

 

 

 今年研究している「冷凍アサリのむき身」で育てている幼虫も様子を見てみました。3mm程の1令幼虫がほとんどでしたが、中には4mmを超えた2令幼虫も発見することができました。カワニナで育てている通常飼育の幼虫と比べ、全体に小さめのものが多いけれど、1番大きく育っている幼虫の大きさは、大差無いことが分かりました。

 アサリで育てた幼虫の成育状況は、想像していたより良好です。このまま順調に進めば、とても有望な飼育飼料発見になるかもしれません。このまま順調に成長していくのか、初めだけなのか、これからも気をつけて観察していきます。