3月13日(水) 終令幼虫の計測

 先週、カワニナプールでホタルの終令幼虫を採集しました。この幼虫は、自然発生したゲンジボタルの成虫がカワニナプールに産卵し、勝手にカワニナプールで育ったゲンジホタルの幼虫です。例年、20~30匹ぐらいの終令幼虫は採集されていましたが、今年は数が多いので、全員で集中して採集してみたところ、200匹以上の幼虫が採集できました。この数は、飼育小屋で飼育している終令幼虫の数より多いくらいです。どうして今年は幼虫の数が異常に多いのか分かりませんが、放流式などで有効活用していくつもりです。

 

 

 

 

 カワニナプールで採集した終令幼虫は、エサのカワニナが豊富だったので、自然の幼虫より成長が良いことは想像できます。しかし、性別は自然のものと同じになるはずです。幼虫の大きさが性別に関係するならば、大きさを測定すると、性比が分かるかもしれないとかんがえ、測定してみることにしました。測定するのは全長と体重です。全長は、体を目一杯伸ばしたときに撮影し、その画像から大きさを測定しました。体重は、キッチンペーパーでよく水気を拭き取り、電子ばかりで測定しました。まだ一部しか測定できていないので、分析はこれからです。