6月25日(金) 観察中に孵化

 期末テストが終わって部活が再開しました。最初にセットした産卵箱の卵が黒っぽくなってきたので、ちょうど良い観察時期です。卵の中に丸まって入っている体を考えながらスケッチするのですが、卵がミズゴケの葉に包まれているので、なかなか難しい観察です。

昨年の観察でも起こったのですが、観察中に卵が孵化して、孵化したての幼虫がミズゴケの葉の上を歩き回る姿を観察できました。

幼虫の孵化は、部員の観察中だけではなく、顕微鏡カメラでの撮影中にも起こりました。

頭から卵の膜から出て行き、葉っぱの隙間に入り込んで行き止まりになったので、方向転換して歩いて行きました。この後幼虫は、下へ下へと歩いて行きました。水を求めての行動だと思われます。

「孵化が目撃できてラッキー」なのですすが、これほど高頻度で目撃で来るのも不思議です。どうも、観察するときに卵を押したり擦ったりして、卵にいろいろ刺激があって、その刺激に反応して孵化してしまったのかもしれません。ホタルにとって、負荷のかからない観察を行なわなければいけないと感じました。