7月27日(火) 密集飼育2

 密集飼育は校舎内でも行なっています。飼育小屋と違って、沢水を掛け流しするわけにはいかないので、水替えを毎日行なっています。

①800匹で飼育開始

校舎内の展示用に置いてあった産卵箱卯から羽化した幼虫が800匹(正しくは810匹)だったので、この800匹を全て密集飼育で育てることにしました。

 

 

 

 

②エサは砕いたカワニナ 1日10匹

ほぼ毎日、夕方にカワニナを10匹与えます。校舎の電気が点いていても、夕方頃になると幼虫がカワニナに群がってきます。

 

 

 

 

③水替えは毎朝

朝、前日のエサの食べ残しがあれば取り除きますが、ほとんど食べ尽くされるので、食べ残しを取り出す手間はほとんどありません。

一晩くみ置きした水を、新しいバットに入れます。

 

 

 

飼育容器のタッパーを引き上げます。目の細かなナイロンメッシュが貼ってあるので、幼虫が流れ出すことはありません。カワニナの殻が残りますが、そのままです。

新しいバットにタッパーを移して、水替え終了です。

 

 

 

校舎内で行なっている密集飼育は順調で、現在、2令幼虫がちらほら現れています。中に、1匹だけ飛び抜けて大きな幼虫がいて、1cmを超えて、おそらく3令になっていると思われます。昔の自然科学部の飼育記録にも、1匹だけ飛び抜けて大きな幼虫が出現することが書かれていました。昨年までの飼育小屋でも時々見かけましたが、今年の飼育小屋ではまだ、見かけてはいません。