6月5日

 秦梨の灰畑や茅原沢の公民館前では30匹近くのホタルが飛ぶようになりました。メスの光もちらほら見かけるようになってきたので、いよいよホタルのピークが来そうです。今週は、木金土の最高気温が30℃近くになりそうなので、ここら辺がピークではないかと予想されます。

 飼育小屋では、幼虫のオスメスの研究を続けています。4月に、上陸する前の幼虫の全長と体重を調べました。

 全長の調べ方は、ラミネート加工した方眼用紙を沈め、その上に幼虫を置き、体が最も伸びた瞬間の写真を写し、画像から全長を測定します。

 

 

 

 

体重は、幼虫を取り出し、キッチンペーパーの上に乗せ水分をよく取り除いてから、電子天秤で、100分の1グラムまで測定します。

 

 

 

 

身長と体重を測定した幼虫は、個別の飼育ケースに入れて成虫になるまで飼育します。

 

 

 

 

30個のケースで調べていて、19匹が上陸しました。上陸しなかった幼虫は、上陸ケースの中で脱皮してしまい、まだサナギになれる終令幼虫ではなかったようです。まだ羽化した幼虫はいませんが、そろそろだと思われます。

 

 

 

上陸した幼虫の身長と体重は、グラフのようになりました。昨年までの調査で、全長2.4cmあたりが雌雄の分かれ目かもしれないと予想されました。図につけた赤丸あたりが境界線かもしれませ。今年は、結果をはっきりさせたいです。