4月11日 幼虫カウント

 新学期が始まり久々の活動です。

 今回カウントした幼虫は、10月に15mm~20mmの大きさだった幼虫を、8個の飼育ケースに20匹ずつ入れ飼育してきたものです。幼虫の大きさを5mm間隔に区切り、カウントしました。

 

 

 

 

 幼虫の総数は41匹で、生存率は約25%でした。春休み中の幼虫の脱走を疑い、昨年の数と比較してみました。昨年は春休み前にカウントしているので、脱走はありません。

昨年の幼虫の生存率は約30%で、今年は5%下がっていました。しかし、25mm以上の幼虫の数は、昨年13匹、今年12匹でほぼ同じでした。脱走は大きな幼虫が逃げ出すので、脱走ではなく、正しい生存率のようです。

 昨年より生存率が5%低いのは、25mm以下の幼虫の数が少なかったからです。まだ集計ができていないのでハッキリしませんが、昨年より今年の方が稚貝の採集数が少なかったようです。その影響が出た可能性が高そうです。

 エサが少なくなると、強い幼虫が独占し、弱い幼虫が生き残れない。強い幼虫の数が変わらないのは、飼育ケースなどの広さなどにエサの量以外に原因があるのかもしれない。など、仮定がいくつか浮かんできます。今後の研究テーマの候補になりそうです。