子どもの頃は、雪が降るのが楽しみでしょがなかったのですが、大人になると、通勤のこと、タイヤのことと心配のが増えるものです。とはいえ、やっぱり少しワクワクしてしまいます。朝いちばん起きるとすぐに外を見ました。近くの畑がうっすら白くなっているだけで、積もっている気配はありません。ちょっぴり残念に思いながらも、安心して家を出発しました。

ところが、学校に着くと大変です。運動場が真っ白じゃないですか。おまけに、空からはまだまだ大粒の雪が降っています。まるで別世界に来たような…。学校にいると、喜んでいる暇もなく、子どもたちのことが心配になります。各通学路の様子を思い浮かべた末に、雪の影響が一番大きそうな大井野の通学路へ竹ぼうきをもって出かけました。急な斜面の雪を掃きながら、大井野の通学班を迎えました。子どもたちは、雪の危険より、雪の楽しみのが大きいようで、すでに気持ちは雪遊びへと飛んでいました。「運動場は真っ白だったよ」と子どもたちのワクワクをあおりながら、無事学校へ。今度は正門に回って、他の通学班を迎えました。すでに雪の塊を手に、笑顔いっぱいの常南っ子が無事登校してきました。子どもたちが通過した後は、道がどんどん白くなっていきました。ローソン方向を見るとまるで雪国のようでした。

 

こうなれば、一時間目はお決まりの雪遊び。真っ白な運動場を縦横無尽に駆け回り、大きな雪玉を作り、雪の上をゴロゴロと転がり、みんなのテンションはMAXでした。

   

雪の恵みは、長放課も、昼放課も続き、常南っ子には最高の一日になったのではないでしょうか。子どもたちが帰った後には、大きな雪だるまが常磐南小学校を見守ってくれていました。