6・7日と6年生が、全員参加で無事修学旅行にいってくることができました。何よりも一人の欠席もなく実施できたことが一番の喜びです。兄弟関係を含め、ご家庭での健康管理の賜物と感謝しています。

常南ニュースで、旅行中の様子が紹介されていますので、このブログでは、久しぶりの修学旅行を楽しんだ私の気ままな旅行記を綴りたいと思います。

「久しぶりの修学旅行だなあ」と、思い出してみると、以前に行ったのは、もう15年も前でした。まさに久しぶりの修学旅行に、子どもたち以上にわくわくしていたかもしれません。まず朝一驚いたのは、バスが各地区にお迎えに行くというVIP待遇。田口の公民館前で3名、エコロで26名、大井野の公民館前で3名と、まさに重役対応でお迎えです。「6年生32名欠席なしです」と小栁先生から報告。思わず笑顔になりました。市内では、先週、山の学習を延期したという学校の話も聞いていただけに、3連休明け、とても心配していました。それだけに、全員で行けると分かった喜びはひとしおでした。

意気揚々と奈良に向けて出発。「先生おやつ食べてもいいですか?」と遠足気分の6年生の声も笑顔で聞き流し、岡崎インターへと向かいます。健康状態とは別に心配していたのは、この日から始まる伊勢湾岸道の工事。よりにもよって今日からか、と工事日程を恨めしく思ったものですが、実際はほとんど影響なく通過。う~ん、常南っ子はもっています。私の心配をよそに、車内では「先生おやつ食べてもいいですか?」の声。もしかして何かの合言葉なのでしょうか???かたやベテランのバスガイドさんは、しゃべりだしたら止まらないマシンガントークで、車内を席巻します。すごいの一言です…。

予定通り法隆寺に着いて見学。ガイドさんから「今は夢殿の御開帳期間なので、ラッキーですよ」とのお話。やっぱり常南っ子はもってるなあ、と思いながら、「待てよ。このセリフ前にも聞いたことが…」。そうです、以前の修学旅行でも同じ話を聞いたのです。そう思って、夢殿の御開帳期間を見てみると、10月22日~11月22日とのこと。修学旅行に合わせてくれているわけではないのですが、ちょうどラッキーな期間にあたるのですね。今年もラッキーでよかった、よかった。

  

続いての見学地は、奈良公園。ところが、3つ目に心配していた天気が崩れてきて、雨模様の見学になってしまいました。私は、これまで、自称「晴れ男」で通ってきましたから、おかしいなあと、O先生とH先生に聞くと、「私もですよ」との返事。ということは、犯人は…。

 

犯人探しはさておき、雨の二月堂、東大寺を見学した後は、平城京歴史公園へ。2010年に第一次大極殿の復原が完成するまで、修学旅行の見学地に選ばれることはほとんどなかった平城京跡地です。昨年大極門の復原が完成し、いよいよ平城京跡地としての迫力が感じられるようになってきました。15年前の修学旅行の際は、朱雀門はできていたものの、整備中であったために見学はかないませんでした。それだけに、楽しみな見学地の一つです。本来なら、広大な平城宮の跡地を歩いて、1300年以上前の壮大な都に思いをはせたいところですが…。子どもたちにとったら何もない野原。個人的なわがままは通せません。おとなしく平城宮いざない館を見学です。平城京の時代を学んだり、体験したりできるこの施設は、思った以上にグッドでした。

 

平城京歴史公園の見学を終えると、宿泊施設のある京都へと向かいました。車内では、ガイドさんのマシンガンに撃たれることもなく、「先生おやつ食べてもいいですか?」の声。やっぱり担任の先生だけが知っている合言葉に間違いないと、確信を深めていました。

(つづく)