国語科の指導員の先生を招いて、5年生が国語の研究授業を行いました。「『弱いロボット』だからできること」という教材文を読み、「弱いロボットは必要かどうか」について友達と話し合い、自分の考えを深めました。ロボットと聞くとわたしたちは、人間の能力を超えた存在であり、何かをしてくれるものだと考えます。筆者の岡田美智男さんは、「ただいっしょに手をつないで歩いてくれるロボット」や「ごみを見つけることはできるが、自分では拾えないロボット」など一見何の役に立つのかわからないロボットを「弱いロボット」と位置づけ、「弱いロボット」の研究に取り組んでいます。筆者はテクノロジーとわれわれが共存していくには「弱いロボット」が必要と訴えますが、本当に弱いロボットが必要か話し合いました。弱いロボットは必要ないと考えていた子が、友達の意見を聞き、「迷っている。○○君の意見はもっともだと思う。」と発言するなど友達の考えを参考にすることで自分の考えが深まった子が多く見られ、とても有意義な研究授業であったと思いました。