本日3時間目、本校第13代校長 伊藤直也先生による、創立60周年記念ファイナル講演会が行われました。

今日で丸11年を迎える、東日本大震災。

震災を受けて、当時の被災地へ向かった時のお話は、写真とともに、その一言一言が胸にささるものばかりでした。

「生死を分けた境目は、まさか。そんなことあるわけがない。という考えだった」

「励ましに行ったつもりが、逆に励ましてもらっていた」

「城北中生の心が変わるきっかけにしたい」

「未来を考える城北中生を育てたい」

「命の大切さにあらためて気づかされた」

 

体育館で話を聞いた生徒の中には、目に涙を浮かべた人もいたようです。

災害の恐ろしさを決して風化させず、城北中生として誰かのためにできることをする。

いろんな思いを抱いた、そんな講演でした。

今も2500名ほどの方々の行方が分からず、震災で親を失ったこどもたちの数は240を超えます。

そんな悲しみに打ちひしがれた人々の心を明るく照らした、奇跡の「ど根性ひまわり」。

全校生徒に配っていただいたその種は、東北から遠く離れたこの岡崎の地でも、

祈りとともに、それぞれの地で、力強く育っていくことを願うばかりです。

 

 

 

【文責 小幡】