昭和38年、城北中学校創立3年目、当時の生徒がひそかに始めた「ねずみグループ」の活動。もともとは、町の美化や火災予防に役立てようと、学区内のバス停にねずみグループと書いた空き缶の吸いがら入れを取りつけたことがきっかけとなって始まったものと聞きます。「ねずみグループ」とは、よいことをねずみ算式にどんどん増やそうという意図でつけられたそうです。

新型コロナウィルスの影響など、次代に合わせてねずみグループも少しずつ姿を変えています。本日、全校一斉に学区を清掃しながら登校するという「大ねずみ」が行われました。通学団ごとに集合場所や清掃場所を決め、ごみを集めました。

「思ったよりもごみが少なかった」という感想を持つ生徒が過半数であったようです。60年間「ねずみグループ」を語り継いでくれた城北学区だから、ふだんから美しい町への意識が高いのかもしれないとある生徒が言っていました。時代の変化に伴って変わっていくことは多いですが、ぜひこの伝統は受け継がれていってほしいと思います。

【文責 渡邉】