4時間目に授業参観を行いました。全学級「小児がんを知り、いのちの大切さを考える」道徳の授業でした。小児がんと闘ったケイコちゃんとマイさんの二人の実話を通して、いのちについて生徒から様々な意見が出されました。

 午後には「自分を大切にする いのちを大切にする~いのちの輝きを感じよう~」というテーマで、学校保健委員会を行いました。保健給食委員会の発表では、アンケート結果から自分自身の良さに気づいている生徒は年々増加しているが、一方で自分は役に立たないと感じている生徒は増えており、互いを認め合える関係づくりが大切であること、ポジティブに考えることの大切さ、言われてうれしい言葉の紹介など、寸劇や実験を通して分かりやすく伝えることができました。

 その後の教育講演会では、いのちをバトンタッチする会の鈴木中人さんが「いのちの授業~いのちのバトンタッチ~」というテーマで話してくださいました。小児がんで6歳のお子さんを亡くした経験を通して、身体のいのちはいつかなくなるが心のいのちはなくならないこと、いのちはつながっていること、孤独を感じたとき人は絶望するから寄り添うことが大切なことなど、思いのこもった話に会場が引き込まれました。何人もの生徒や保護者、先生が涙を流していました。いのちについてじっくり考えた一日でした。