明日からの夏休みに向けて、生徒の皆さんや保護者の皆様にお伝えしたいことを今日は掲載します。

 年甲斐もなく私はピアノを習っています。月に2回ほどのレッスンを受け、時々発表会に臨みます。かといって、素晴らしく上手に弾けるわけではなく、優しいピアノの先生に毎回迷惑をかけて申し訳ないと思うほどのレベルです。一応頑張って発表会に向けて練習をします。何とか間違えないで弾けるように必死で練習します。そして、発表会となります。発表会を終えていつも思うことがあります。「もっとここを練習しておけばよかったなあ」と。
 思えば、本当の練習はここから始まるのだと思います。発表会を終えた後の練習をせずに、そのままにしてきた私はいつまでたってもピアノは上達しませんでした。
 今年は、夏休みの課題について、「新しいものを買って与えるのはなるべくやめてください」と先生方にお願いしました。だから、今年の夏休みの課題は、今まで授業で使ったものが中心になっていると思います。一度やり終えたものにもう一度取り組む。自分はどこが苦手なのか。自分は授業の時、どうしてここを間違えてしまったのか、分析しながら取り組むのです。これが本当の学びです。
 今までは、与えられたものをやり終えたら、「終わったー」と喜びの声を上げていたと思います。でも、本当の学びはここから始まるのです。今年の夏休みはぜひ「本当の学び」に挑戦してほしいと思います。