第1回研修会

 ・日 時 4月17日(金)

 ・場 所 各校(Teams配信)

 ・参加者 47名

  ・講 師 生活・総合指導員 柴田亜由美

  ・テーマ 「生活科の授業のポイント」

  ・内 容

  ア 新学習指導要領の生活科の目標について

   生活科では,具体的な活動や体験を通して,身近な生活に関わる見方・考え方を生かし,自立し生活を豊かにしていための資質・能力の育成を目指している。活動や体験を大切にしたい。

 イ 育成を目指す資質・能力について

 生活科で育成を目指す3つの資質・能力(「知識及び技能の基礎」,「思考力,判断力,表現力等の基礎」,「学びに向かう力,人間性等」について,具体的な文章を示し,確認した。全ての教科が同じ3つの資質・能力を育成することに統一された中,子供の発達段階を鑑み,生活科だけに「基礎」の文字が入る。子供の実態をよく見取り,子供を中心にした単元や授業の展開を心がけたい。

ウ 生活科の見方・考え方について

 生活科の見方は,身近な人々,社会及び自然を自分との関わりで捉える視点である。考え方は,思いや願いを実現しようとして,考えたり工夫したりする学習過程にある。子供の思いや願いを大切にする単元構成・授業展開にしたい。

①思いや願いをもつ→②活動や体験をする→③感じる,考える→④表現する,行為する→①…という探究型の授業を意識するとよい。

エ 9つの内容と3つの資質・能力について

 生活科の単元をつくる際は学区の特徴や子供の様子を踏まえ,9つの内容と3つの資質・能力を意識するとよい。「教科書に書いてあるから,その通りに行う」のではなく,それぞれの意図を意識して子供の思いや願いを大切にした柔軟な授業展開を期待する。

オ 11の視点について

 9つの内容を構成する際に必要になる11の視点について資料で示し,確認した。これらを意識して授業実践を進めてほしい。