第2回 学習会   5月13日(金)第1回生活科主任者会  

場所  竜谷小学校 図書室
内容  「生活科の授業のポイントⅡ」

 

◇生活科の特質から

体験を通して対象を自分との関わりで学ぶ 

※生活科の魂は「自分との関わり」。低学年の発達段階では、客観的認識をすることは難しく、実感的認識を育てていく必要がある。繰り返し活動したり、体験したりする中で、対象と自分との関わりを実感できるようにすることが大切。

◇生活科の学びから  

子どもの思いや願いを大切にする

※子どもがそれをしたいと思ってやっていることか。子どもの側に立ち、子どもの思 いや願いに沿った必然性のある学習活動を展開しているかどうか。

◇生活科の評価の観点から

<気付きを自覚化>

・低学年の子どもは、気付きを自覚していないことが多い。対話をしたり、カードに書いたりして言語化する、絵で表現する、動作化する、などして、無自覚な気付きを自覚化できるようにするとよい。

<気付きの質を高める>

(1)「気付く」から「分かる」へ …三教研の理論

①  直感的な気付き…対象に心を動かし、見たまま思ったままを素直に表現する段階

②  実感的な気付き…対象を意識し、思いを込めて対象と関わり、対象の様子や反応を具体的に表現する段階

③  納得する気付き…自分から手だてを講じて思いを込めて主体的に対象に関わり、手ごたえや対象の様子や反応を筋道立てて表現するようになる段階

(2)「一つ一つの気付き」から「関連付けられた気付き」へ

関連付けられた気付きへと質的に高める。比べる、たとえるなどの多様な学習活動 を行いながら、気付きを比較したり、分類したり、関連付けたりして考え、より質の高い気付きを生み出すことができるようにしていく。

<思考を深める>

気付きの質が高まるときに、思考が働き、深まっていると考えられる。

・教師が、子どもの行動やつぶやきを見取り、対話や交流をして思考を促したり引き出したりする。

・試行錯誤できる材料をそろえたり、友達と比較できるグループ構成にしたりして、子どもが自ら考えたくなる学習環境を整える。