第3回 学習会   10月3日(火)第2回生活科主任者会  

場所  岩津小学校 理科室
内容  「次期学習指導要領において生活科に求められる役割」

 

1 次期学習指導要領改訂のスケジュール

<生活科について>

29年度周知・徹底→30年度より移行期間(生活科は新学習指導要領に沿った指導を行うことができる)→32年度より完全実施

<総則について>

29年度周知・徹底→30年度より完全実施

※総則に生活科を中心に幼児期教育との円滑な接続をすることが明記されている

2 生活科の目標と求められる3つの資質能力

<目標> 

具体的な活動や体験を通して,身近な生活に関わる見方・考え方を生かし,自立し生活を豊かにしていくための資質・能力を次のとおり育成することを目指す。

(1)活動や体験の過程において,自分自身,身近な人々,社会及び自然の特徴やよさ,それらの関わり等に気付くとともに,生活上必要な習慣や技能を身に付けるようにする。

(2)身近な人々,社会及び自然を自分との関りで捉え,自分自身や自分の生活について考え,表現することができるようにする。

(3)身近な人々,社会及び自然に自ら働きかけ,意欲や自信をもって学んだり

生活を豊かにしたりしようとする態度を養う。

<資質・能力>

・知識や技能の基礎

具体的な活動や体験を通して獲得する自分自身、社会事象、自然事象に関する個別的な気付きや関係的な気付き、具体的な活動や体験を通して身に付ける習慣や技能などが考えられる。

・思考力・判断力・表現力等の基礎

身体を通して関わり、対象に直接働きかける力や、比較したり、分類したり、関連付けたり、視点を変えたりして対象を捉える力などが考えられる。

・学びに向かう力・人間性等

身近な人々や地域に関わり、集団や社会の一員として適切に行動しようとする態度、身近な自然と関わり、自然を大切にしたり、遊びや生活を豊かにしたりしようとする態度、自分のよさや可能性を生かして、意欲と自信をもって学んだり生活しようとする態度などが考えられる。

3 総則に示された生活科に求められる役割

幼児期教育や中学年教育との円滑な接続

4 スタートカリキュラム

◆生活科におけるカリキュラム・マネジメント「スタートカリキュラム」

・幼児教育からの子供の学びの連続性を保障(幼児教育の学びの上に)

・発達段階を踏まえて時間割をモジュールで構成

・生活科を核に合科的・関連的な指導

・学習のきっかけが生まれる学習環境

・学校全体の取組

◆幼児教育の接続を重視したスタートカリキュラム作成

①  従来の週予定を参考に、1週間分の時間割を考える

・幼稚園や保育園での学びを生かしているか

・モジュール(15分程度)にできるところはないか

・生活科を核に合科的にできるところはないか

②  スタートカリキュラム作成の見通しを立てる

・スタートカリキュラム準備シートを参考に今年度中に進める

5スタートカリキュラムの進め方

・校長先生の許可を得て、職員会で提案する

 全職員で共有することが大切