土曜日に行われた学芸会では、みなさん一人一人の素晴らしい演奏、演技に大変感動しました。下見の会、校内学芸会と練習を重ねるにつれ、成長していく皆さんの姿をみて、大変うれしく、頼もしく思いました。学芸会を通して、学んだこと、身に付けたことをこれからの学校生活でも生かしてほしいと思います。

さて、今日は大切なお話をします。

みなさんには、「ならぬものはならぬ」という言葉を覚えてほしいです。これは、「やってはいけないことは絶対にやってはいけない」という意味です。みんなが楽しく安全に過ごすために、守らなければならない大事な約束です。

例えば、友達を叩いたり、悪口を言ったりすることは「ならぬもの」です。そんなことをされたら、みんなは悲しい気持ちになったり、傷ついたりしますよね。自分がされて嫌なことは、友達にも絶対にしないようにしましょう。

また、「ならぬもの」は他にもあります。例えば、嘘をついたり、人のものを勝手に取ったりすることも「ならぬもの」です。これらの行為は、友達との信頼を壊してしまいます。

この世の中で生きていくうえで、周りの人への気配りや思いやりを大切にして、社会の中の自分の在り方、生き方を考えることは当然のことです。でも、残念なことに、いまの世の中、自分だけがよければいいという人もすくなくありません。

矢南小のみなさんが、「ならぬものはならぬ」と強く心に決めて守れば、みんなが安心して楽しく過ごせる学校になります。

しかし、みんなも人間だから、時には間違ってしまうこともあります。それは誰にでもあることです。大切なのは、間違ったときにどうするかです。まず、自分のしたことをしっかり反省すること。そして、相手に心から謝ることが大事です。謝るときは「ごめんなさい」としっかり言いましょう。そして、同じ過ちを繰り返さないように、どうしたらいいかを考えて行動を改めることが必要です。

過ちを反省し、謝ることで、みんなはもっと成長できます。そして、周りの人たちもみんなを信じてくれるでしょう。

みんなが「ならぬものはならぬ」という約束を守り、もし間違えたときは心から反省して行動を改めれば、素敵な学校生活を送ることができます。