この4月に本校の校長を拝命した川端啓介と申します。お子様のご入学、ご進級おめでとうございます。本年度は新一年生106名を迎え、全校766名での船出となりました。私を含め、教職員59名全員で、校訓「つとめてやむな」のもと、子供たちの健やかな成長のために、保護者・地域の皆様と手を取り合い、全力で努めて参ります。どうぞよろしくお願いいたします。

さて、新年度の始まりは、希望に胸を膨らませている子供たちにとって、何事にも前向きに取り組む勇気をもたらしてくれます。挑戦は、新しい考え方や方法を受け入れたり試したり、困難に立ち向かったりする機会になります。挑戦することを通して、子供たちは自己を知り、知識や技術を向上させ、一回りも二回りも大きく成長できます。

挑戦を通じて失敗や挫折を経験することもありますが、失敗ほど私たちを成長させてくれるものはありません。それが成功へのステップであることを理解し、再び挑戦する勇気をもつことも大切です。教育に携わる私たちは、成功より子供たちの「成長」を大切にしたいと思います。

そして、チャレンジして学んだことを学級や学校の仲間へと繋いだり広げたりし、仲間の喜びを自分の喜びと感じられるような価値観をもった子供に育ってほしいと願っています。自分のがんばりを、自分自身のためだけなく、恵まれた能力を、困っている友達や悩んでいる友達を助けるためにも使ってほしいと思います。そして、強がらず、自分の弱さを認め、支え合って学校生活を送ってほしいと思います。

子供たちが自分の限界を超え、可能性を追求することができるよう、学校では安全で安心できる環境を整え、子供たちの成長を後押ししていきます。子供たちと共に成長する喜びを感じていくことを楽しみにしています。