校長室H31年度まで
(準備中)
矢南小百十周年
平成30年度は、矢作南小学校創立百十周年の節目の年でもありました。記念事業の1つとして、保護者の皆様、学区の皆様から寄付を募り、学校図書館のIT(バーコードによるコンピューター管理)化を進めて参りました。皆様のご協力のおかげで、管理用コンピューターを導入することのできる額(現在六十三万九百五十六円)まで達することができました。本当にありがとうございます。来年度4月からは、バーコードリーダーによる貸出・返却がスタートします。矢南小の子供たちは、今でも読書が大好きですが、今まで以上に、たくさん本を借り、読んでくれることと思います。保護者の皆様、学区の皆様には本当に感謝です。
さて、来月4月から平成31年度が、スタートします。そして、5月には、平成から新しい元号に改元され、平成と新元号が混在する1年間が始まることになります。
さて、6年生のみなさん、卒業おめでとうございます。これから、大きな夢をもち、夢の実現のため、目標を高く掲げ、目標に向かって努力を積み重ねてください。夢は必ずしも叶うとは限りませんが、こつこつと積み重ねた努力は、確実にみなさんの力となり身となっていきます。これが、本校の校訓「つとめてやむな」の精神です。中学校に行っても「つとめてやむな」を胸に新しい時代を生き抜く力を養っていってください。
平成と干支
いよいよ平成最後の1月がスタートしました。とは言っても、まだ、この4月は、平成31年度としてスタートし、現在の5年生が2020年3月に平成31年度卒業となり、平成最後の卒業生になります。今年から来年にかけて、平成(年度)と新元号とが入交り少しややこしくなり混乱することが予想されます。新元号が発表される4月1日が待ち遠しいですが、事務的な事を考えると少し不安もあります。
さて、今年の干支は猪です。日本では、猪年というのが一般的ですが、干支は、古代中国が起源と言われ、朝鮮半島や日本や東南アジア、ロシア、東欧にまで伝わっています。今日でも、暦や時間、方位、占い等多面で使われています。
干支の猪ですが、中国や朝鮮半島では、豚が使われるのが一般的です(家畜といて飼われていた猪を「ブタ」、野生のものを「イノシシ」と呼んでいたと言われています)。中国では、豚は、古来から富や福をもたらすと言われ、おめでたい動物の象徴でした。西遊記でおなじみの三蔵法師玄奘が供に従えていたのも、黒豚の妖怪「猪八戒」です。このように、猪と豚は、基本的には同じ動物だと言えます。昨年岐阜県で発見され、猛威を振るっている豚コレラですが、徐々に愛知県にまで広まってきています。せっかくの猪年ですが、豚コレラのニュースを見ると残念です。早く収束して欲しいと願っています。
出前授業
さる、11月12日に、5、6年生を対象に創立110周年記念事業の一環として、東北大学金属材料研究所の先生方と同研究所出身で自然科学機構分子科学研究所の先生方をお招きし、「極低温と磁石のおはなし」をテーマに出前授業が行われました。東北大学金属材料研究所は、矢作南小学校を卒業された大先輩の本多光太郎先生が創設し、初代所長として就任されました。その後、現在まで磁石の研究に於いて、世界トップレベルを誇る研究施設です。
出前授業の前半は、磁石の原理や磁石がモーターやリニアモーターカーなど様々なところで使われており、私たちの生活の中でなくてはならない大切な物だというお話を所長の高梨教授からしていただきました。続いて、絶対零度に近い極低温でみられる物質の状態変化について副所長の佐々木教授から話していただきました。多少、小学生には難しい内容もありましたが、子供たちは真剣に話を聞いていました。中でも、「磁石の『磁』は、慈愛の『慈』と同じ意味です」というお話が、心に残りました。
後半は、学年ごとに、「砂鉄を使った磁力線の観察」、「液体窒素を使った物質の冷却実験」、「磁石と液体窒素を組み合わせた超電動磁気浮上実験」等、4ブースに別れ、科学実験教室が行われました。どの実験ブースでも、子供たちは驚きの声を上げ、目を輝かせて実験に参加していました。
今回の出前授業を受けている子供たちの表情や様子から、子供たちが、少なからず科学に興味をもち、実験の楽しさや科学の奥深さを味わうことができたのではないかと思います。そして、なによりも『つとめてやむな』の精神を感じてもらえたのではと思います。
異常からの教訓
今年の7月、8月の尋常ではない暑さは、60年近く自分が生きてきた中で、最高でした。暑く感じるのではなく、正真正銘の異常な暑さでした。7月23日の午前中に運動場のすみに温度計を置くと、みるみる目盛りが上昇し50℃を振り切りました。23日は、岡崎市の小学校体育大会(球技大会)の開催が、予定されていた日です。大会の延期が決まったのは、夏休みに入る直前の18日の夕方でしたが、予定通り球技大会を行っていたらと考えるとぞっとします。
連日、日中40℃近い温度の日が続き、体温を超える外気温にここは本当に日本かと思うほどでした。それだけ高温が続くと、たまに35℃の日があると、涼しいなと感じてしまうのが不思議でした。自分の脳が麻痺してしまったかのようです。しかし、そのようなときとこそ要注意です。熱中症が、命に係る場合があるということを忘れてはいけません。
来年も今年と同じような気候になるかどうかは、来年にならないとわかりません。でも、喉元過ぎたら暑さを忘れるようなことがあってはいけません。今年の教訓を生かして、学校と家庭で子どもたちの安全を守っていくことが、私たちの大切な役目です。
新たな挑戦
さる5月26日土曜日、好天に恵まれ矢作南小学校運動会が開催されました。たくさんの来賓の皆様や保護者の皆様に御来校いただきありがとうございました。子供たちの大きな励みになりました。また同時に、多くの声援をいただき、子供たちは気持ちよく精一杯の演技を披露することができたと思います。
特に今年は、6年生の演技が注目されました。昨年まで行ってきた組立体操中心の演技から大きく内容を変更し、集団行動とダンスを中心とした演技を行いました。集団行動での斜め交差が成功した場面では、観客席から大きな歓声と拍手が沸き上がりました。
子供たちは、学校で新たなことに挑戦しています。今年の運動会は、6年生の先生たちにとっても新たな挑戦でした。演技が完成するまでには何度も失敗しても、あきらめずに練習を繰り返す子供たちと先生たちの姿がありました。上手くいかないことを試行錯誤しながら修正し、子供たちと共に演技を創生する姿に、私は矢南小の子供と先生たちのパワーを感じました。
以前も矢南通信に書いたことがありますが、失敗を経験し、それを基に成功する嬉しさを味わうことで、子供たちは成長します。そしてこの積み重ねが、将来、厳しい社会の中で生き抜いて行くための強い力になると考えています。
縁Ⅱ
平成30年度が、154名の新1年生を迎えてスタートしました。今年度も、あいさつやスリッパの整頓など、当たり前のことが当たり前にできる子どもの育成に向け、教職員一丸となって取り組んでいきたいと思います。保護者・地域の方々のご協力・ご支援をよろしくお願いします。
さて、昨年度の矢南通信で「縁」について書きました。その中で私の妻の祖母の実家が、東本郷に在り、妻の父親は東本郷で生まれたということに触れました。そのことについて、先日行われた矢作南老人クラブ連合会総会に出席した折に、東本郷にお住いの方が、妻の祖母の家系図を作成して持って来てくださいました。ますます「縁」の深さとありがたさを感じました。
矢作南小学校に来て4年目となりました。新任から6年間を矢作中学校で過ごしたので、ここ矢作南学区とは、10年目のお付き合いとなります。これからも、多くの新しい出会いと、古くからの「縁」を大切にして学校経営に取り組んでいきます。よろしくお願いします。
クリスマスローズ
わが家の庭のクリスマスローズが一斉に咲き出しました。何度も雪が舞い、とても厳しかった冬も終わり、新しい春を迎えようとしています。
私の家の猫の額ほどの小さな庭は、日当たりがあまり良くありません。年中半日蔭のような状態で、日の光を好む草花は、なかなか育ちませんでした。そんなとき園芸店で出会ったのが、クリスマスローズです。今から20年以上も昔のことなので、花(がく)の種類も少なく、白色か薄桃色の花くらいしかありませんでした。
しかし、花の苗を購入し庭に植えると、半日蔭の環境が合っていたようで、しっかりと根付きました。その後、クリスマスローズブームが訪れ、多くの種類が出回り、気に入った花を見かけると、買ってきて植えるようになりました。また、自分で掛け合わせて新しい苗を作り出すこともしました。そのため、今では庭中クリスマスローズで埋め尽くされています。
何年も経つと掛け合わせて種から育てていたことさえ忘れてしまっていることがしばしばですが、その苗から花が咲いているのを見つけると、とても嬉しく幸せな気持ちになります。もちろん今年の春も、一番最初に植えた苗は、元気に花を咲かせてくれました。
※クリスマスローズの花びらは、正確にいうと「がく」
1/2成人式
4年生のみなさん。先日の月曜朝会で、冬と春の季節を分ける『節分』の話をしました。このように季節にも節目があります。節目とは、大切な区切りという意味で、この言葉は、竹の節が由来となっています。
学校や会社などが造られてから10年ごとを一区切りと考え、10周年、20周年記念など特別な行事をすることが多くあります。ここ、矢作南小学校は、平成20年に100周年記念のお祝いをしました。ということは、今年、平成30年が110周年となります。
また、私たちの人生にも節目の行事があります。その中でも重要なのが今は20歳で行う成人式です。20歳になると大人として認められますが、その分自分の責任も大きくなります。4年生のみなさんは、今ちょうどこの半分の10歳となり、今日の1/2成人式でひとつの大切な節目の日を迎えました。みなさんは、家族や地域の方々など周囲のたくさんの人たちの支えがあってここまで10年間成長してきました。しっかりと「ありがとう」という感謝の気持ちを忘れないでください。そして、10年後本当の成人式の時までこの感謝の気持ちを忘れずに成長して行ってください。
保護者のみな様、本日はご多用の中ご来校頂きありがとうございます。
今日、10歳という人生の節目にお子さんの成長をお子さんと一緒に喜ぶことができたことは、お子さんの成長に大きなプラスになったことと思います。今後とも、お子さんの成長を温かく見守っていっていただきたいと思います。よろしくお願いします。
全校もちつき大会
今年も16日、17日の2日間で全校もちつき大会が行われました。16日は、小春日和の穏やかな一日でしたが、17日は、前日とは打って変わって本降りの雨が降り続く一日となりました。もち米を水に浸していることもあり、日程を延期することが出来ず、雨の中テントの下でのもちつきとなりました。しかし、そんな雨の中、PTA(保護者)、社教、総代会、老人会など学区の多くの皆さんのお手伝いを頂き、なんとか無事にもちつきを終えることが出来ました。本当にありがとうございました。前日から、もち米の準備をして頂いた三井さんにも感謝です。
矢南小のもちつき大会は、5年生が、総合的な学習の一つとして行っている、三井さんの水田をお借りした稲作体験の延長で、収穫の喜びを味わうことから始まっています
ここ矢南小の学区には、まだまだ、水田や畑が多く残っていて、私たちの食を支えてくれています。まさに地産地消のできるモデル地区でもあると私は思います。
更に、稲作体験やもちつき大会を通して、日本の伝統文化を学ぶこと、継続して行くことは、今の子どもたちにとってとても大切なことだと思います。
そして、何より、臼と杵でついた、つきたてのもちを、とても美味しそうにほおばる子どもたちの笑顔は、もちつき大会の何よりの収穫です。1クラス毎に、低学年は一臼、高学年は二臼と大量のもちをつく、矢南小のもちつき大会は、体力勝負の一大イベントです。もちつき大会の日の夜は、全身の筋肉痛と疲れで、早い時間から爆睡してしまいます。でも、子どもたちの嬉しそうな顔を思い浮かべると、大変な行事ですが、また来年もと意欲が湧いてきます。
再度になりますが、準備から、片づけまでお手伝いをして頂いた皆さん、本当にありがとうございました。
修学旅行
11月1日(水)2日(木)の1泊2日で、6年生が奈良・京都に修学旅行に行って来ました。1日目、法隆寺で五重の塔や宝物殿を見学し、東大寺で大仏殿を見学しました。初めて見る大仏の大きさに、子供たちは目を見張っていました。
今年は、宿泊した京都の旅館で、日本の伝統芸能である「能と狂言」の体験学習を行いました。まず、「能」と「狂言」の成り立ちについて話を聞き、実際に狂言『柿山伏』を目の前で観ました。狂言のコミカルな台詞や演技の素晴らしさ、迫力に圧倒され、6年生全員、そして引率の教員も釘付けになりました。最後に、「能」の『高砂』を全員で謡いました。ほぼ全員が、「高砂」を謡うのは初めてですが、師匠さんに続いて、腹の底から大きな声で謡いました。体験学習後、師匠さんから、「先生の学校のお子さんたちの謡う声は、本当に素晴らしいですね。私がこれまでこの学習を担当してきた中で1番でした」と言っていただきました。やはり、本物を見て、本物に触れる体験は大切だと、しみじみ感じました。1時間という限られた時間でしたが、伝統芸能の一端に触れることができ、思い出に残る素晴らしい時間となりました。
2日目も、快晴に恵まれ、清水寺や三十三間堂、二条城、金閣寺、銀閣寺、映画村と盛りだくさんの寺社や仏像彫刻などを見学し、歴史の重みや先達の残した芸術の美しさを味わうことができました。
「縁」
先日行われた矢作南学区敬老会で、「縁」についてお話させていただきました。今回は、その内容を抜粋して書きます。
学区にある渡町は「鳥居氏」発祥の地と伝えられています。渡八幡宮の近くには、かつて鳥居氏が居城とした渡城の土塁もあり、「鳥居氏発祥地」と記された碑も建っています。また、この場所には、現在も鳥居氏の子孫の方が住んでみえます。ちなみに、今お住いの鳥居さんは、矢作南小学校第31代のPTA会長も務められました。私は、この渡町の一族から安城方面に分家した鳥居氏の家来の末裔です。鳥居氏の一族は、元々、紀州(和歌山県)熊野の熊野権現(熊野大社)の別当(まとめ役)を務めていたと言われていますが、承久の乱の後、一族で、ここ矢作の地に移住してきたようです。
このように自分のルーツを考えると、私とここ矢作南小学校の地とは、とても深い「縁」があります。さらに、妻の祖母の実家は、東本郷にあり、妻の父親は東本郷で生まれたということからも、ますます「縁」の深さを感じます。私は、あまり信心深くはありませんが、私が矢作南小学校で働いていることは、古からの「縁」に導かれているように思えてなりません。
矢作南小学校に来て2年半余りが過ぎました。多くの新しい出会いがあり、新しい「縁」が生まれました。今後も、古くからの「縁」を大切にしつつ、新しい「縁」も大切にしていきたいと思います。
伝統の技を受け継ぐ
先日、『鉄腕ダッシュ』というテレビ番組で、学区内にある石工団地が紹介されました。ここ矢作南小学校の南側に石工団地ができて半世紀以上の年月が過ぎました。
私が小学校低学年の頃、石と言えば、花崗(みかげ)町でした。機械で石を切る音や石槌で灯篭や墓石をはつる威勢の良い音が、花崗町のあちこちから聞こえてきました。私は、花崗町の隣町に住んでいたので、家業が石屋さんという友達がたくさんいました。高学年になると、多くの石屋さんが、矢作の石工団地、稲熊の石の公園団地へと工場や住居を移し、1軒、2軒と花崗町から、石を叩く音が消えていきました。そのため、花崗町は、静かになりましたが、逆に矢作の石工団地、稲熊の石の公園団地は、活気に満ち溢れていました。
しかし、次第に石製品の需要が減り、後継者不足の問題等もあって店をたたむ石屋さんも出てきました。私は、岡崎の伝統産業の行く末に一抹の不安を感じていましたが、『鉄腕ダッシュ』に出演された石工団地や石の公園団地の方々が頑張っているのを見て安心しました。
現在は、目覚ましい技術の進歩により、人間の生活は便利になりましたが、その便利さ故に人間がコンピュータのような電子頭脳に振り回されてしまっているのを感じます。私は、そんな時代だからこそ、石製品のように、人の手によって作られる伝統的な技が必要であり、伝統工芸を受け継ぐ石工団地は、学区の宝だと私は思います。
地域に見守られて
平成29年度が、132名の新1年生を迎えてスタートしました。今年度も、あいさつやスリッパの整頓など当たり前のことが当たり前にできる子どもの育成に向け、教職員一丸となって取り組んでいきたいと思います。保護者・地域の方々のご協力・ご支援をよろしくお願いします。
さて、さる3月下旬、春休みに入ったある日、学区に住む1人の女性が、お花を持って私を訪ねてみえました。お会いした直後は、どなたなのか分かりませんでしたが、「私の娘と息子が、矢作中学校でお世話になりました。」というお話を聞き、その時の記憶が鮮明に蘇りました。お姉さんを3年生で担任し、卒業させた翌月には、1年生で弟さんを担任しました。姉弟共に、今は、岡崎を出てしまったそうですが、通信を見て懐かしくなって訪ねて来ていただけました。
丁度その時、学校では、29年度に向けた企画会議の最中で、ゆっくりとお話をすることができませんでしたが、29年度も、地域の方々に見守られてスタートすることができる有難さを強く感じました。
矢南っ子の活躍 鳥居 是典
子どもたちが熱く部活動に燃えた暑い夏休みも終わり、二学期が始まりました。朝夕の気温は随分と涼しくなり、少しずつ、秋を感じるようになってきました。しかし、陸上部、合唱部、吹奏楽部等々まだまだ部活動の大会やコンクールに向け熱く気合の入った練習を続けています。矢南小の子どもたちが安心して頑張ることができるのは、保護者の皆さんや地域の皆さんのご支援のおかげだと強く感じます。ありがとうございます。
先日、名古屋で行われた、CBC合唱コンクールの地区予選を聴きに行ったときのことです。矢南小の前に、数校の小学校の発表がありましたが、子どもたちが、真剣に歌っているのに、観客席がざわざわとして落ち着かない状態でした。ところが、矢南小の子どもたちが歌い始めると、話し声や動く音が一気に消え、静かになりました。
矢南小の合唱部は、人数が少ないのですが、澄んだ歌声の美しさが、観客席で聴いている人たちの動きを止め、話を止めさせたのだと思います。合唱部のこれまでの練習の成果が出た瞬間だと私は思いました。
子どもたちの持っている力を伸ばし、可能性を引き出すのが、私たち教師の使命です。そのためには、保護者の皆さん、地域の皆さんの協力・ご支援が必要不可欠です。今後もよろしくお願いします。
平成28年度入学式式辞
ここ矢作南小学校にも暖かな春がやってきました。正門の桜や花壇のパンジーなどの花たちもみんなをお祝いしてくれています。今日ここに、平成二十八年度矢作南小学校の入学式が開催できますことを大変うれしく思います。
ご来賓の、市議会議員井町圭孝(いまちよしたか)様、父母教師会長長坂茂治(ながさかしげはる)様初め、たくさんのご来賓の皆様には、ご多用の中ご臨席賜りまして、誠にありがとうございます。
さて新しく矢作南小学校に入学する一年生の皆さん、入学おめでとうございます。
男子七十二名、女子七十五名、合計百四十七名のみなさんが矢作南小学校へ入学してくるのを、先生たちや、二年生から六年生のお兄さんお姉さんたちは、とても楽しみにしていました。
みなさんは、今日から、矢作南小学校の一年生です。矢作南小学校は、笑顔と元気がいっぱいの学校です。学校はみんなが本気になって、力いっぱい勉強をするところです。友達がいて先生がいて、とても楽しいところです。勉強をしてみんながかしこい子になるところ、なかよく遊んでやさしい子になるところ、そして明るい笑顔と元気いっぱいのたくましい子になるところです。
矢作南小学校には「つとめてやむな」という大切にしている言葉があります。これは、みなさんの大先輩で、強力な磁石を発明した本多光太郎先生の言葉です。本多光太郎先生は、小学校の頃「鼻たらしの光ちゃん」と呼ばれていましたが、生まれたからには、世の中のためになることの一つや二つはしなくてはと勉強しました。人間は粘りだ、努力だと人よりもとてもたくさん勉強しました。この努力を続けた光太郎先生の大切にしていた言葉が、「つとめてやむな」です。ここ、矢作南小学校の中には、本多光太郎先生と関係するものがたくさんあります。明日から、学校を探検して見つけてください。
一年生の皆さんに、先生から三つのお願いがありますこれから言うことをよく聞いてしっかり守ってください。
まず、一つ目は、あいさつです。大きな声であいさつをしてください。「おはようございます、こんにちは、さようなら、ありがとうございます、お願いします。」など、学校生活にたくさんのあいさつがあります。あいさつが大きな声でしっかりできる子は、どんなんことにも元気に挑戦できる子です。
二つ目は、安全に気をつけて生活してください。学校の登下校、自動車や電車に注意してください。地震が来たときには、すぐに安全なところに避難してください。道路を横断するときには、必ず右左を自分の目でしっかり見て渡ってください。何より大切なのは、皆さんの命です。
そして、三つ目です。このお願いは、必ず守ってください。それは、友だちをいじめないことです。学校の中で一番悪いことは、友だちをいじめることです。もし、自分がいじめられたらどんな気持ちになりますか。うれしいと思う人手を上げてください。
でも、もしいじめをされたり、いじめられている人を見たら、すぐに担任の先生や近くの先生に教えてください。いじめは、絶対許しません。いじめは「あかん」これは、大切なお願いです。
では、三つのお願いをもう一度、言います。一つ目は、大きな声の「あいさつ」二つ目は「安全」、そして、いじめは「あかん」です。これからこの三つの「あ」をしっかり守って、楽しい学校生活を送ってください。
最後になりましたが、保護者の皆様方、本日はお子様のご入学誠におめでとうございました。矢作南小学校は、地域の方々の温かい思いに支えられて発展してきた学校です。
ここにいる子どもたちは、ご家族の皆様の宝であると共に学区の宝でもあります。今日から、このお子さん達をお預かりして、一人一人を大切なかけがえのない命として、健やかな成長を願い、全教職員が一丸となって育てていきたいと思います。
保護者の皆様には、学校へのご理解と温かいご支援をお願いいたします。
以上をもちまして、校長式辞とさせていただきます。
平成二十八年四月六日
岡崎市立矢作南小学校長 鳥居是典
4月7日 入学式
27年度から矢作南小学校の校長になりました鳥居是典(とりいよしのり)です。新任が矢作中学校でしたので、約30年ぶりに矢作に帰ってきました。子どもたちの笑顔があふれる、学校づくりをしていきたいと思います。よろしくお願いします。昨日行われた入学式の式辞を載せます。
入学式 式辞
ここ矢作南小学校にも春がやってきました。正門のサクラが花咲かせ、花壇の花もみんなをお祝いしてくれています。今日ここに、平成二十七年度矢作南小学校の入学式が開催できますことを大変うれしく思います。
ご来賓の、市議会議員井町圭孝(いまちよしたか)様、父母教師会長三井孝史(みついたかし)様初め、たくさんのご来賓の皆様には、ご多用の中ご臨席賜りまして、誠にありがとうございます。
さて新しく矢作南小学校に入学する一年生の皆さん、入学おめでとうございます。
男子六十四名、女子七十三名、合計百三十七名のみなさんが矢作南小学校へ入学してくるのを、先生たちや、二年生から六年生のお兄さんお姉さんたちは、とても楽しみにしていました。
みなさんは、今日から、矢作南小学校の一年生です。矢作南小学校は、笑顔と元気がいっぱいの学校です。学校はみんなが本気になって、力いっぱい勉強をするところです。友達がいて先生がいて、とても楽しいところです。勉強をしてみんながかしこい子になるところ、なかよく遊んでやさしい子になるところ、そして明るい笑顔と元気いっぱいのたくましい子になるところです。みんなが休まずに笑顔で元気よく学校に通ってくれることを期待しています。
矢作南小学校の校訓は、「つとめてやむな」です。校訓とは、学校が一番大切にしている目当てのことです。これは、みなさんの大先輩で、強力な磁石を発明した本多光太郎先生の言葉です。本多光太郎先生は、小学校の頃「鼻たらしの光ちゃん」と呼ばれていましたが、生まれたからには、世の中のためになることの一つや二つはしなくてはと勉強しました。人間は粘りだ、努力だと人よりもとてもたくさん勉強しました。この努力を続けた光太郎先生の大切にしていた言葉が、「つとめてやむな」です。ここ、矢作南小学校の中には、本多光太郎先生と関係するものがたくさんあります。この体育館の中にもあります。正門を入ったところにもあります。明日から、学校を探検して見つけてください。
そこで、一年生の皆さんに、先生から三つのお願いがありますこれから言うことをよく聞いてしっかり守ってください。
まず、一つ目は、あいさつです。大きな声であいさつをしてください。「おはようございます、こんにちは、さようなら、ありがとうございます、お願いします。」など、学校生活にたくさんのあいさつがあります。あいさつが大きな声でしっかりできる子は、どんなんことにも元気に挑戦できる子です。では、一度あいさつの練習をしてみましょう。先生の後について大きな声であいさつをしてください。
「おはようございます」
「・・・・ ・」
「こんにちは」
「・・・ ・」
とても素晴らしいあいさつです。これから、忘れずに大きな声であいさつをしてください。
二つ目は、安全に気をつけて生活してください。学校の登下校、自動車に注意してください。地震が来たときには、すぐに安全なところに避難してください。道路を横断するときには、必ず右左を自分の目でしっかり見て渡ってください。もう一つ、こんな子はいないと思いますが、線路の中に入って遊んだりしないでください。何より大切なのは、あなたがたの命です。自分の体は、自分で守ってください。
最後に三つ目です。これは、一番のお願いです。必ず守ってください。それは、友だちをいじめないことです。学校の中で一番悪いことは、友だちをいじめることです。もし、自分がいじめられたらどんな気持ちになりますか。うれしいと思う人手を上げてください。
いませんね。
でも、もしいじめをされたり、いじめられている人を見たら、すぐに担任の先生や近くの先生に教えてください。いじめは、絶対許しません。いじめは「あかん」これが、一番のお願いです。
では、三つのお願いをもう一度、言います。一つ目は、大きな声の「あいさつ」二つ目は「安全」、そして、いじめは「あかん」です。この三つの「あ」をしっかり守って、楽しい学校生活を送ってください。
最後になりましたが、保護者の皆様方、本日はお子様のご入学誠におめでとうございました。矢作南小学校は、もうすぐ創立百十年を迎える、歴史と伝統のある学校です。そして、地域の方々の温かい思いに支えられて発展してきた学校です。
ここにいる子どもたちは、ご家族の皆様の宝であると共に学区の宝でもあります。今日から、このお子さん達をお預かりして、一人一人を大切なかけがえのない命として、健やかな成長を願い、全教職員が一丸となって育てていきたいと思います。
保護者の皆様には、学校へのご理解と温かいご支援をお願いいたします。
以上をもちまして、校長式辞とさせていただきます。
平成二十七年四月六日
岡崎市立矢作南小学校長 鳥居是典
(準備中)