最近、2年生の子供たちが、自分で育てている野菜の鉢に毎朝水やりをする姿が見られます。子供たちは「花が咲いたよ」「ミニトマトの小さい実ができているよ」と嬉しそうに報告をしてくれます。小さな手で大切に世話をする姿からは、命を育む責任と愛情の深さが感じられます。自然との触れ合いが、生き物への思いやりと成長の喜びを教えてくれる瞬間で、心が温かくなります。これから子供たちはどのような思いや願いをもちながら野菜作りに向き合っていくのでしょうか。想像するだけでもわくわくします。

さて、今年度、本校は岡崎市教育委員会より学習指導に関する研究を委嘱されました。研究主題は「自ら学びをデザインする子供の育成」です。「自ら学びをデザインする子供」の姿とは、どのようなものでしょうか。好奇心に満ち、自発的に探究する姿勢、例えば、興味あるテーマを深掘りし、自分なりの方法を考えたり計画を立てたりし、必要な情報を調べ、自分のペースで学びを進める姿などが考えられます。自らの学びに主体的に関与していくことで、問題解決力や創造力を育んでいくことができると考えます。本校では、今年度も「わかる授業」「居場所づくり」「絆づくり」に努めてまいります。保護者・学区の皆様には、学校へのご理解とご支援を引き続きお願いいたします。