今年度も、6・7日と6年生が、全員参加で修学旅行にいってきました。日にちが同じだっただけでなく、昨年に続いて、誰一人欠席のない全員参加の修学旅行ということで、最高の修学旅行でした。今年度も、ご家庭での健康管理の賜物と感謝しています。

さて、常南ニュースをご覧の方はご存じの通り、旅行中の様子が丁寧に紹介されていますので、このブログでは、またしても私の気ままな旅行記を綴りたいと思います。

朝一番、VIP待遇でお迎えに行ったのは、エコロタウン。昨年とは違う、かわいいバスでのお迎えです。時間通り34名全員がそろい出発です。続いて、大井野のバス停前で4名、岩中のバス停前で1名、これで39名全員がそろいました。予定通りとはいえ、やはり全員そろうのは気持ちがいいものです。おまけに天気も快晴。言うことなしです。

   

朝の眠たさもなんのその、元気いっぱいで奈良に向けて出発しました。今年のガイドさんは、とても穏やかな感じの方で、常南っ子たちと会話を楽しみながらのお話でした。御在所SA、針テラスでトイレ休憩をはさみ、あっという間に法隆寺につきました。

法隆寺は、西院伽藍が現存する世界最古の木造建築ということで有名な寺院。マニアの間では謎多き寺院としても有名ですね。私も、その昔、五重塔の法輪の謎にずいぶんはまった覚えがあります。しかし、今では、建物や仏像など歴史的な遺産の数々を見学するのが楽しみです。中でも、釈迦三尊像、夢違観音像、百済観音像を見るのは、心が洗われるようで、毎年でも飽きないものです。昨年は、ありがたいことに、秘仏とされる救世観音像を見ることができましたが、今年は日程の関係で夢殿をまわることができなかったのは残念でした。

  

続いて向かったのは、奈良公園。ガイドさんからの鹿についての注意を聞きながら、車窓から見える鹿に感激する常南っ子たち。「常磐南学区にもいるじゃん」と思いながらほほえましく見ていました。東大寺の見学では、やはり大仏の大きさに圧倒されました。何度見ても圧倒されるものはなかなかありません。今年は、大仏の鼻の孔くぐりをほぼ全員が体験していました。閉所恐怖症の私にとっては、勇気のある皆さんに拍手を贈りたい気分でした。

    

奈良を後にし、宇治平等院へと向かいました。5年ほど前に、観光に来たことがあったのと、大河ドラマ「光る君へ」で、ちょうど宇治の地が取り上げられたところだったこともあり、とても楽しみにしていました。久しぶりに見る鳳凰堂は、壮観でした。極彩色で塗り上げられた外観が、何とも言えぬ佇まいを生み出し、異空間に入り込んだような錯覚を感じます。また、ミュージアムに展示された雲中供養菩薩像は、その一つ一つの造形のすばらしさもさることながら、一つ一つ違うやさしい表情に心癒されました。できれば、中堂内部を見学し、阿弥陀如来坐像やその周りに実際に並んでいる雲中供養菩薩像を見てみたいものです。

今年は、なぜか仏像に引き付けられる1日目でした。「心が癒しを求めているのかも」というわけではありませんが、やっと本物の魅力に気付くようになったのかもしれません。この年ではちょっと遅いですね。

(つづく)