保護者の皆さんのご協力の下、PTA主催の「ナナメの教室」が行われました。今回のテーマは、「私のよいところ、悪いところ」。子どもたちにとっては、言いやすいようで言いにくくもあるよいテーマでした。はじめは、やや緊張気味でしたが、慣れてくるにしたがって、本音もちらほら。そうなってこそ「ナナメの教室」を実施する意義があるというものです。

さて、様々よいところ、悪いところを出し合っていると、ふと気づくことがありました。それは、「私の悪いと思うところ」が、「友だちのよいところ」だったりすることです。例えば、「ちょっとさぼっちゃうところ」という悪いところは、「楽なやり方を見つけられる」というよいところに通じる、といった感じです。いくつかのグループで、このことに気付き、あるグループは、それを「個性」と呼んでいました。私も同じように、それを「自分らしさ」ととらえました。今回のテーマを「私の~」としたことで、「自分らしさ」を見直すよい機会になったと思います。ときとして、「自分がよいと思うこと」は、「一般的なよいこと」ではないことがあります。それは、こうした機会がなければ、なかなか気づくことができないものです。そして、その違いに気付くことができれば、自分を見つめなおし、学ぶことができます。今回の「ナナメの教室」をきっかけに、「自分らしさ」に自信をもつとともに、「自分らしさ」を磨くことができたのではないでしょうか。

 

言いたいことが言える「ナナメの教室」だからこそ、「自分らしさ」を発表し合うことができ、自分を見つめることができました。こうした時間を設定していただいたPTA役員の皆さんに、常南っ子のために参加していただいた保護者の皆さんに心から感謝です。ありがとうございました。