今年も稲刈りの季節がやってきました。昨年に続いて、天気が心配されましたが、常南っ子の思いが通じたのか、なんとか無事稲刈りを行うことができました。私はといえば、田植えの際は、まるで威力を発揮しなかった新しい長靴を、改めて着用しての参戦でした。今回は、十分役に立ってくれました。

今回の稲刈りは、小林さん夫妻、牧さん、近藤さん夫妻、野村さん夫妻、榊さん、田中さん、本井さん、柴田さん夫妻、牧さんなど、名人に保護者ボランティア、さらには、地域の方も加えた強力体制でした。昨年も思いましたが、『常南スタイル』の米作りは、日本一です。名人の皆さんには、これまでも、私たちや子どもたちが知らない間に、さまざま田んぼの世話をしてきていただきました。この日に向けても、田んぼ周りの草刈りや、雨でぬれた稲穂を風で乾かす作業など、知らない間に準備を進めていただいていました。ボランティアで集まっていただいた保護者の皆さんは、汚れるのも気にせず、常南っ子を支援してくれました。地域の方は、足りなくなったすげ縄を当り前のように作っていただくなど協力いただきました。感謝の気持ちしかありません。

 

稲刈りは4~6年生が3人一組になって行います。米作り名人も、「今ではやらんねえ」と言われる鎌をつかっての稲刈りです。6年生をリーダーとして、3人がチームワークよく活動します。昨年は、鎌を持つ常南っ子にハラハラしましたが、今年は安心して見ていられます。代々受け継がれてきた技は、今年も6年生が受け継いでくれているからです。

 

稲を刈るのと同時に、稲を束ねていく作業も行います。米作りの主役である5年生が、事前に作ってくれたすげ縄で稲を束ね、はざ掛けにします。今年は、全ての稲をはざ掛けにしようと、足りなくなったすげ縄を急遽作る作業も行いました。時間が心配されましたが、さすがは常南っ子、見事全ての稲を刈り取り、脱穀し、はざ掛けにすることができました。しかも時間どおりです。協力いただいた皆さんにも心から感謝です。

 

私は、後方支援で、稲を束ねる作業を中心に行いました。地域の方に、すげ縄の縛り方を教えてもらいながらの作業でした。恥ずかしいことに、1回では覚えることができず、3回も教えてもらうことになりました。一番迷惑をかけていたかもしれません。

稲刈り(米づくり)は、毎年の恒例行事であると同時に、子どもたちが代々受け継ついでいく伝統の技だと思いました。黄金色に輝く稲穂の中を、常南っ子が行き交う光景を、『常南スタイル』として、これからも大切にしていきたいと思います。

改めて、地域の皆様、保護者の皆様、稲刈りへのご支援ご協力、ありがとうございました。今後もどうぞよろしくお願いします。