★1113 修学旅行日記1
今年も6年生と一緒に修学旅行に出かけました。修学旅行に向けて、新たに学校スマホを購入して、今年も常南ニュースでリアルタイム更新を、と思っていたのですが、なかなか思うようにいかず、楽しみにしていた皆さんには、大変申し訳なく思っております。だからというわけではありませんが、今年も、修学旅行の様子を、ブログで綴っていこうと思います。とはいえ、私の気ままな修学旅行日記ですので、いたらない点はご容赦ください。
朝7時前、田口の常南っ子が集合場所に集まってきました。今年も常南っ子は、VIP待遇。田口、大井野、岩中と各ポイントにバスがお迎えに行きます。7時に田口を出発したバスは、大井野バス停で2名、岩中バス停で1名を乗せて、いざ奈良・京都へ出発です。

前日が雨の1日だっただけに、天気が心配されましたが、今日は、雨の心配なし。気持ちよくバスに揺られていました。無事出発できたことで気が抜けていたのか、気が付くと高速に乗っていました。そんな調子で、御在所SA、針テラスでトイレ休憩をはさみ、あっという間に奈良に入っていました。法隆寺の門前についた時には、もうすっかりのんびりモード、慌てて気持ちをひきしめました。
最初の見学地、法隆寺は、世界最古の木造建築であるだけに、建物や仏像など歴史的な遺産の数々を見学することができます。個人的には、五重塔はもちろんのこと、釈迦三尊像、夢違観音像、百済観音像などの仏像を見るのも楽しみです。3年連続とはいえ、心が洗われるようで、飽きないものです。毎年、この時期は、秘仏とされる救世観音像の御開帳にあたっているのですが、今年も日程の関係で夢殿をまわることができませんでした。来年こそは何とか日程に入れてもらえないかなあと一人考えを巡らせていました。

そういえば、今年は、鏡池で、法隆寺の七不思議のひとつに登場する因可池の説明をしている際に(聞き飽きたというわけではありませんが…)、すぐ前にある聖霊院を覗いてみました。聖霊院は、聖徳太子像が安置されているということで、ついお参りをと思ったわけです(ただ見たかっただけなのですが…)。思った以上に小さかった聖徳太子像に拝礼し、心をきれいにしていただきました。

昼食は、これまた定番のカツカレー。よほどお腹がすいていたのか、子ども達は、まるで飲み物のように、カレーを平らげていました。
満腹気分で次に向かったのは、奈良公園。法隆寺が思った以上にすいていたの対し、車窓から見える奈良公園は、すごい人。そんな中、我が物顔で歩く鹿を見つけ、はしゃぐ子ども達。ガイドさんからの鹿の注意、しっかり聞けているか心配になります。若草山手前の手向山八幡宮あたりでバスを降りた一行は、鹿を横目に、二月堂へ。この辺りはすいているので、ゆっくり見学ができます。そこからいよいよ人が多くなる東大寺へ向かいました。

毎年同じセリフになってしまいますが、今年も大仏の大きさに圧倒されました。当時の仏教に対する思いと共に、建築技術のすごさに感服するばかりです。大仏殿の中の人は、思った以上に少なく、今年の6年生も、多くの子が、大仏の鼻の孔くぐりを体験できました。ちなみに、私のように閉所恐怖症なのか、途中でやめてしまう子もいました。その気持ちわかるなあ。

今頃気が付いたのですが、法隆寺にも東大寺にも鏡池があります。きっとガイドさんの話をしっかり聞いていれば、説明してくれていたと思うのですが、残念ながら聞き逃してしまったようで…(しかも3回?)。 調べてみると、水鏡信仰と言って、朝日を水面に映して礼拝するための配置で、聖徳太子の思想に結びついているようです。勉強になりました。ちなみに、東大寺の鏡池周辺が工事中ということで、定番のポイントでの写真が撮れないとの話がありましたが、さすがは写真屋さんです。ポイントを見つけ、きっちり集合写真を撮ってくれました。すぐ横が工事中なんてきっとわからないと思います。その後、南大門をくぐり、お土産ポイントへ。法隆寺で勝手な行動をしたためではないですが、ここでは、私は本部(集合場所)待機。お土産を自慢げに持ってくる子ども達を迎えました。その中に、しおりの表紙が破れている子を発見。声をかけると、やはり鹿に食べられたとのこと。心配した通りではないと思いますが、どんなに注意をしても、鹿にはかなわないようです。

時間どおりに無事集合した一行は、バスへと移動します。その途中、目に入ったのは、東大寺ミュージアム。毎年秋に公開されている正倉院展が、今日までということで、15時半過ぎというのに長蛇の列でした。私もぜひ見たいと思っている展示ですが、さすがに抜け出すわけにもいかず、来年以降、自分で来るのを楽しみにします。

バスターミナルでバスに乗り込み、いざ宿泊場所の京都、和順会館へ。というより、子ども達の気持ちは、おやつタイムに。しおりに高速に乗ってからと書いてあるのに、バスに乗り込んだん瞬間から、おやつ、おやつのつぶやきが。まあ、これも修学旅行の楽しみでしょうか。バスは、木津インターから京都を北上していきます。
(つづく)

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