★0905 「警戒レベル4」発令
今日(9/5)11時40分、土砂災害が発生するおそれが高まったため「警戒レベル4」避難指示が発令されました。授業中では、初めての経験だったこともあり、ずいぶんと慌てました。暴風警報の様に、すぐに帰すべきか、それとも様子を見るべきか。子どもたちの安全を考える上において、この判断はとても重大です。教頭先生と協議し、天気は回復傾向にあること、下校することで、土砂災害の危険があるところに行くことになる子もいること、などを鑑みて、学校で授業をつづけ、通常通り下校することを学校として確認しました。その後、教育委員会とも協議し、通常下校としました。
前例がないこともあり、この決定をするまでにずいぶん時間がかかってしまい、メール配信も遅くなってしまいました。保護者の皆様には、様々ご心配をいただき、申し訳ありませんでした。結果的に、15時前には、全ての避難情報が解除され、子どもたちも安全に下校することができました。何よりも子どもたちの安全を守ることができたことにほっとしています。
通常下校を決定した後、学区の通学路を巡回しました。岩中はお迎えとのことだったので、田口と大井野の通学路を確認に出かけます。途中で、社教委員長さんにお会いしてお話を聞いたところ、「大井野を通っている川が、あれほど増水しているのは初めて」とのこと。今回の「警戒レベル4」がすごいことだったと再確認しました。ピークを過ぎた時間ではあったものの、通学路途中の川は、どこも増水。普段では見られない光景が続きました。ピーク時は溢れるほどだったに違いないと、少し怖くなりました。
大井野の通学路に入ると、枝や石が流された痕跡がいたるところに見られました。さらには、わきにある窪みから水が溢れている場所も、数か所ありました。その様子から想像するに、ピークの時間帯には、とても歩くことはできなかったのではないかと思いました。
学校にいて、もたらされる情報と、実際に見る光景、そこには、明らかに違いがあります。子どもの安全を守るためには、それらすべてを考慮して、判断しなければなりません。今回、警戒レベルの大雨による、通学路の状況を実際に見ることができたのは、今後に向けてとてもよかったと思っています。異常気象が叫ばれる昨今だけに、これから先、想像もしないような災害が起きるかもしれません。それでも、子どもの安全を第一に、最善の対応ができるように心がけていきたいと思います。