★1118 修学旅行日記3
部屋の居心地の良さもあって、朝までぐっすり眠ることができました。5時半ごろ起きて、廊下を歩いてみましたが、大きな声や物音は聞こえず、子ども達は寝静まってるようでした。ただ、あとで聞くこと、結構早くから起きていた子もいたようです。朝は、食事までの間に、荷物の仕分けという大仕事が待っています。朝食に移動する際には、大荷物を移動させなければならないからです。前日に、用意周到準備してた子、のんびりしてしまった子、差がつきました。それでも、さすがは6年生、遅れる子はなく、全員元気に朝食を食べました。その後、部屋に戻って身支度をしてロビーに集合しました。この時やっと気が付きました。和順会館さんのおもてなしの一つ、電光掲示板というのでしょうか。とても素敵なお迎えボードです。

お世話になった「和順会館」さんにお礼を言って、いざ2日目の日程へ。今日も、気持ちのよい青空が迎えてくれます。朝のさわやかな空気の中、歩いて清水寺へ行けるのが抜群です。円山公園を抜け、ねねの道、高台寺を横目に、二年坂へ向かいます。夜の散策で歩いた道だったのですが、朝見る風景はまた違っていいものです。二年坂から、産寧坂をのぼり、清水の門前へ。8時前の到着だけに、まだ人通りはまばらです。立地の良さを味方に、ゆっくり清水寺を見学しました。仁王門をくぐり、弁慶の錫杖を体感し、清水の舞台に進みます。こんなに空いていていいのかと思いながら、音羽の滝へ。ここも全員滝のご利益をいただくことができました。さすがは6年生、みんな学業の滝を選んでいました。ちなみに、私は、清水の舞台を下から眺めるのが気に入っています。斜面に合わせて欅の木が支える構造は、まさに建築様式の妙。これで、釘が一本も使われていないというから驚きです。今年も、奇跡の構造に感激して見とれていました。

清水の見学を終えると、子ども達も私も楽しみにしているお土産の時間です。昨年は、お土産タイムがなかったために、残念な思いをしましたが、今年は満を持して予習をしてきました。狙うは、昨年逃した西利の千枚漬けと京土産人気ナンバーワンの阿闍梨餅です。西利の開店は9時なので、先に産寧坂にある阿闍梨餅のお店「満月」へと向かいました。ところが、予定していた場所には違うお店が…。近くのお店で聞くと、コロナの頃に閉店してしまったそうでした。しょんぼりしながら、西利へと戻りました。それでも、西利はオープンしていて、無事千枚漬けを買うことができました。
我々の帰り際には、参道は人に埋め尽くされているような状態。やはり清水は朝一番に限ります。そんな優越感に浸りながら、一路二条城へ。今年もうぐいす張りの廊下に興味をひかれ、我慢できず、飛び跳ねる6年生が。しっかり怒られていました。昔は、外部からの侵入者を発見する造りだったのですが、今は、常南っ子への罠になってるのかもしれません。帰り道にガイドさんが何気に紹介してくれたのが、元離宮二条城の番所です。東大手門入ってすぐのところにあるのですが、毎年完全スルーでした。今年は、寛永行幸行列の主要シーンである後水尾天皇、徳川家光の集団を表現した1/4スケールの精巧な人形が展示されているようで、よく意味は分からずに、得した気分で見学しました。

(つづく)

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