第1回学級づくりサークル開催 4月30日(水) 総合学習センター

大型連休の合間での開催となりましたが、78名の先生方の参加がありました。
今回の各講座の要旨と写真、参加者の感想を掲載します。

①係活動の活性化(六名小 平岩浩二先生)

 子供たちの発想に基づいた「創造的な活動」のできるようにすることで、子供たち一人ひとりの個性の伸長、自発性の高まりを期待できます。こうした活動を行うためには、窓係などの単純な作業は全員ですっとできるように「気づきの1分」という時間を設定することで、教室環境はすっきりし、係活動の時間を保証できます。
「さっそく明日から実践できそうなこと、とても実践的なことを教えていただきました。」

②レク指導(野外指導員 高橋先生、ORLCの先生方)

 「一緒に体を動かして楽しくでき、コミュニケーションが取れました。」「楽しく活動ができて、子供たちも喜ぶだろうなと思いながら参加させていただきました。」「雨が降って体育ができなくなったときなど、ちょっとした時間でできるレクの引き出しもたくさんもっておくことで、子供たちが楽しみながら学級をまとめることができるので、レクは大切だと思いました。」など、どの先生もレクの楽しさと重要性を感じとることができました。

③学級通信・掲示(三島小学校 浅井優子先生)

 学級通信は、学級経営の手段の一つ。通信を通して子供そして保護者と関わる。
「学級通信や掲示について、すぐに使えそうなアイディアをたくさんいただきました。」
「講師の先生の熱い思いが伝わりました。教師・子供・保護者をつなぐ大切なものが学級通信だということがよく分りました。」「とても勉強になりました。自分のペースで学級経営に生かすことができる通信を作っていきたいと思いました。」

④不登校への対応(福岡中 富田好己指導員)

 不登校とは、何らかの心理的、身体的、あるいは社会的要因・背景により、児童生徒が登校しないあるいは、したくとのできない状況にあることを言う。基本は寄り添うこと。
「具体的な体験などが聞けてとても参考になった。」「あっという間に時間が過ぎてしまいました。」「先生方のエピソードに共感でき安心しました。」「同じ悩みを持つ先生たちと話ができ、良かった。先輩の経験も聞けて、考えが深まりました。

⑤特別な支援を要する子供への対応(六名小 川原場仁子指導員)

 教室環境、学級の体制作り、授業作りを基本とし指導を。ほめて伸ばすことが基本、子供が望ましい活動に向かうように配慮・準備を。声かけは具体的に、短く一つずつ。など
「学級の中の子供を思い浮かべながら考えることができた。」「本学級のADHDの子供への対応を丁寧にコツコツし行っていきたいと気持ちを改めました。」「いつも注意ばかりされている子供を、○○のところで活躍できる子変えて生きたいと思います。」

⑥生活指導 (北中 兵藤輝徳指導員)

 今までの生徒指導はいわば外科医、つまり、ことがおきてから指導をしていた。これからは内科医として、心に訴えかけ未然に防ぐよう心がけたい。
「どのように対処するかなど、具体的に聞くことができ、とても良かった。」「以前から知りたかったことを丁寧に聞くことができ、たいへん助かりました。」「わたしの質問にも丁寧に答えていただき、とても参考になりました。」

全体会 学級会のすすめ(美川中 鈴木正統先生)

 学級活動はその時間だけでなく学校生活全般のもの。「自治的諸活動」とは、子供たちにすべてを任せることではい。折り合いを学ばせるためにも学級会を開きたい。
「学級活動の芯となる部分を学ぶことができました。まずは、学級会を開いて、子供たちの反応をみたいと思います。」「学級会の進め方が分りました。今まで、学ぶ場がなかったので、とても助かりました。今日いただいたプリントを見て、ぜひ自分の学級でもやりたいと思います。」「折り合いをつける、これが一番のキーワードでした。明日から早速。」