道徳の時間は、道徳用の副読本の読み物資料を活用することが一般的です。しかし、映像資料やドキュメンタリー番組、絵本など、様々なメディアや図書資料を活用することも少なくありません。そうした資料からは、教師の熱意が感じられることが多くあります。

 注意しなければならないのは、そうした資料は道徳の時間を想定して作成されたものではないということです。資料の中に多くの内容項目(価値観)が含まれるものも多くあります。その時間のねらいは何か、そのねらいに適切な資料の内容や場面はあるかなど、複数の教師で吟味して授業に臨みたいものです。