一般的な展開を示します。ただし,子供の実態や指導内容により,弾力的に考えることも大切です。

①   導入

ねらいとする道徳的価値への方向付けをしたり,資料への興味関心を持たせたりします。

②   前段(追究)

資料の登場人物の気持ちを想像したり,行為の是非について考えたりして,互いの価値観を出し合い,学び合います。多様な価値観を引き出すことが大切です。資料に子供の作文を活用することも可能ですが,問題解決的にならないようにしなくてはいけません。

③   後段(自覚)

「正直に行動して良かったことはありますか」などと問いかけ,展開前段で深めた価値観をもとに自分の生活経験を振り返らせます。自分のあり方や生き方を見つめ直します。

   終末

教師のエピソードや心に残る詩や格言を紹介し,よりよい自分にしていこうとする気持ちを高めます。