学校における道徳教育は、特別な教科である道徳(以下「道徳科」)を要として学校の教育活動全体を通じて行うものです。

その目標は、次のように書かれています。

1 道徳教育の目標

 道徳教育は、教育基本法及び学校教育法に定められた教育の根本精神に基づき、自己の生き方を考え、主体的な判断の下に行動し、自立した人間として他者と共によりよく生きるための基盤となる道徳性を養うことを目標とする。

(*中学校学習指導要領では、「自己」が「人間として」となっています)

 

 そして、特別の教科「道徳科」の目標は、次のように書かれています。

 

2 「道徳科」の目標

 道徳教育の目標に基づき、よりよく生きるための基盤となる道徳性を養うため、道徳的諸価値についての理解を基に、自己を見つめ、物事を多面的・多角的に考え、自己の生き方についての考えを深める学習を通して、道徳的な判断力、心情、実践意欲と態度を育てる。

 

※中学校学習指導要領では、「物事を広い視野から多面的・多角的に考え、人間としての生き方について考えを深める学習」とされています。