080518 ヒバカリと知的好奇心~月曜朝会より~
先週の土曜日、自宅の庭で、草取りなどの手入れをしていました。すると、土の中から、なにやら細くて茶色いものが、ニュルッと出てきたのです。
「ミミズかな?」そう思ってよく見ると、小さな目があります。そして、ぺろぺろっと舌を出したのです。それはヘビの赤ちゃんだったのです。驚きました。

見たことがないくらい小さいそのヘビは、まだ生まれたばかりのようでした。外見から調べてみると、「ヒバカリ」という名前の、とてもおとなしい小さなヘビだったのです。
「ヒバカリって、どういう意味なんだろう?」
「毒はあるのかな?」
「何を食べるんだろう?」
「どんなところで生活をしているのかな?」
次から次へと気になることが頭に浮かびました。
調べてみると、ヒバカリはかつて毒蛇と考えられていて、「噛まれたらその日ばかりの命」という意味で、「ヒバカリ」と名前が付いたそうです。ヒバカリは小さなカエルやオタマジャクシ、ミミズなどを食べること、強い毒はなく、おとなしいこと、水辺や湿った場所が好きなことなどがわかりました。成長しても50cmくらいの大きさで、日本で一番小さいヘビの一つだそうです。
でも、先生が一番おもしろいと思ったのは、「知らないことに出会ったとき、人は自然に知りたくなる」ということです。
「ミミズかな?なんだ、ヘビか。」で終わることもあるでしょう。けれど、「正体はなんだろう?」と思って、もう一歩近づくと、新しい世界が見えてきます。みなさんにも、そんな経験はありませんか?
たとえば――
空を見て、「どうして雲は空に浮かんだり形が変わったりするんだろう?」と思うこと
食事のときに、「どうして温かいごはんからは湯気が出るんだろう?」と考えること
「どうして鏡や窓ガラスに自分の姿がうつるんだろう?」と不思議に思ったこともあるかもしれません。
こうした小さな「なぜだろう」が、実は学びのスタートです。
「なぜ?」「どうして?」と思う心を、知的好奇心と言います。
勉強ができる人というのは、最初から何でも知っている人ではありません。「知りたい!」と思える人です。
答えがすぐに分からなくても大丈夫です。大切なのは、「知りたい!」「できるようになりたい!」という気持ちをもつことです。
そして、その疑問を大事にして、
・本やインターネットで調べる
・家族や先生、友だちに聞く
・実験して確かめる
というふうに、少しずつ答えに近づいていくと、学ぶことがどんどん楽しくなります。「なぜだろう」は、みなさんの頭を動かし、世界を広げてくれる合言葉です。
これからの毎日の中で、小さな不思議を見つけたら、ぜひその気持ちを大切にしてくださいね。不思議に気づける人は、毎日を何倍も楽しく生きることができると思います。
