11 評価についてどのようなことに気をつけたらよいか。

(1)評価の留意点

①生徒の道徳性については常にその実態を把握し指導に生かすよう努める。

②指導の前後における生徒の心の変容を様々な方法でとらえる。

③数値などによる評価は行わない。

(2)道徳の時間における評価の方法

①道徳ノートやプリントに書かれた文章から、生徒の心情、理解、判断を分析する。心のノートも生徒の 実態や変容などを把握することができるが、基本的に評価しない。

②導入や展開、終末などの各過程において、生徒の発言や態度を記録し、その変容の様子を観察する。

③授業の前後に質問紙法による自己評価形式のアンケートを行い、その結果を分析する。アンケートについては、学級開きのときに全員にとり、一人一人の道徳性を把握し、それを年間を通して活用していくことも考えたい。