導入では、どのような工夫をすればよいのか。

 導入では、ねらいとする道徳的価値への方向付けをしたり、資料への興味関心を高めたりする。手際よく短時間で行い、子供の実態に即して多様な方法を用いたい。この段階で、子供の問題意識を高めることが、主体的な学習につながる。

(1) ねらいとする道徳的価値にかかわる生活経験を想起させる。

(2) ねらいや資料内容にかかわる教師の体験談や子供の日記・作文、新聞記事等を紹介する。

(3) ねらいや資料内容にかかわる絵や写真、ビデオを提示する。

(4) 資料に出てくる人物の写真、出てくる物の実物、模型等を提示する。

(5) ねらいにかかわることについて、事前のアンケート調査の結果を示す。

(6) 「心のノート」の絵や写真、文章等を紹介する。地域の人の話を聞く。