指導要領要領解説では「道徳的価値の自覚」と書かれています。

 道徳的価値を教え込みではなく、子供自身が理解し、納得し、自らの在り方生き方との関連で受容することと考えられます。道徳的価値の自覚については、発達段階に応じて、多様に考えられますが、次の3つの事柄が重要となります。

①【道徳的価値の理解】

 道徳的価値について理解すること。また、道徳的価値は人間らしさを表すものなので、同時に人間理解、他者理解を深めることが大切になります。

②【道徳的価値の主体的把握】

 自分とのかかわりで道徳的価値をとらえること。また同時に自己理解を深めること。

③【道徳的価値実現への意欲の喚起】

 道徳的価値を自分なりに発展させていく思いや課題を培うこと。