秦梨の史跡(自在竜神)
じ ざ い り ゅ う じ ん
自在竜神
岩戸町宇下平地内に自在竜神の碑と,竜の石像が建てられている。むかし,この岩戸の里の城主であった天野大膳が,東加茂郡松平の城主松平親氏に攻められて落城した。大膳の妻女が,この山に逃れて,白竜となったという。明治末頃,この山に薪を取りにきた村人らが,とぐろを巻くと畳半畳,胴回りが1尺ほどの大蛇を見て発病し死んでしまった。そこで,この里の天野山正蔵寺の住職が中心になってこの碑を建て,旧暦7月15日に施餓鬼供養が行われ,以来現在に至っている。 |
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登録日: 2020年5月13日 /
更新日: 2020年5月14日