い ぼ が み
いぼ神

 秦梨町祇園出地内の乙川河原に,いぼを取るためにいぽ神を祀ってある。 
いぼ洗い水(天恵峡公徳水)は,乙川天恵峡の巨石の中に溜まり,年中涸れたことがないようである。この水をいぼにこすりつけると,よく取れるといわれている。しかし,この場合,いぼ神さんが見えなくなるまで後ろを振り向かないことがきまりごとになっており,振り向くと効能がなくなるといわれている。このことからして,精神的作用のようである。
深さ20cm程、周囲数mで池のようになっていたが、増水の時に埋まってしまい、現在は以前のおもかげは見られない。
対岸は発電所跡で、当時植えられたカエデが大木に育ち、新緑や紅葉の季節にはすばらしい眺めとなる。

秦梨の史跡に戻る