先日、新聞に初夏の新茶にまつわる次のような一節がありました。「茶といふよりも、若葉の雫を啜(すす)るといふ感じ」(作家:岡本かの子)

日頃から、飲み慣れ親しんでいる「お茶」。この時期に飲むお茶はどことなく上品で、甘く、すっきりとした味わいをうけます。さまざまな緑が、蓄えていたエネルギーを一気に開放する。そんな緑を十分味わうことができる瞬間を表現したものでしょう。

緑が生い茂り、風がそよぎ、鳥がさえずる竜海中学校。そんなエネルギーいっぱいの環境の中で、みんなが充実した学校生活を送る姿が待ち遠しいです。でもしばらくは我慢。思うようにならない今だからこそちょっと一息。若葉の雫を啜(すす)るのもいいかもしれませんね。(文責:椎葉)