臨時休校中に、カラスが国旗掲揚塔近くの桜の木に巣を作りました。近づくと、鳴いて威嚇をするように飛んでくるので、巣を撤去することにしました。巣からは鳴き声は聞こえてこず、まだ卵なのだろうと思って、5/20に作業班に頼んで、高所作業車を使って撤去してもらいました。ところが、下におろした巣の中を見てみると、かわいい4羽のヒナがいるではありませんか。これでは、処分できないとあきらめ、元の木の近くのもう少し低い木に巣を返しました。それから2週間がたち、4羽のヒナは大きくなって巣立っていったようです。6/4の夕方には、職員室のベランダのところに、4羽のヒナのうちの1羽がやってきて、まるでお礼でも言うかのように、じっと止まっているではありませんか。(単に上手に飛べなくてそこで休んでいただけかもしれませんが)親のカラスは、心配して周りを鳴きながら飛んでいました。次の日の朝になっても、そのヒナのカラスは職員室のベランダのところにいたので、巣のあったところに戻してやりました。そして、その日のうちに、そのヒナも巣立っていったようです。カラスの親の愛と、かわいいヒナのカラスの行動に、職員一同、とても癒されたエピソードでした。