先週のブログでもご紹介したように、12月2日に代表委員会主催の人権集会がありました。そこで、代表委員がテレビ放送で「なかよしフラワー大作戦」の活動を呼び掛けました。友達のよいところを見つけた子は、それを花の形をした紙に書き、廊下の掲示板に貼っています。人間は嫌なところはすぐに見つけられますが、よさはなかなか見つけられないものです。こうした機会に、友達のよさに気付ける子供が多くなってほしいと願っています。

 

 

 

 こうした取組を継続するなか、今日の朝会の時間に、3年生・4年生・5年生・6年生が、人権擁護委員の方から人権についてのお話を聴く会を開きました。藤川で人権擁護委員を務められている足立昇龍さんからは、「人権を守るには、自分と同じように相手を思いやって行動することが大切」だというお話がありました。足立さんは、「ドラえもん」の登場人物を例に挙げて、いじめられているのを傍観しているのも「いじめ」になるということを分かりやすく教えてくださいました。そして、「自分が嫌だと思うこと、相手が嫌だと思うことをしないこと」を改めてみんなで確認しました。

 

 

 

 一方、1・2年生は…低学年の子にも、「人権」について知ってもらい、自分や友達の人権を守っていくことができる子供になってほしいと願い、教室で絵本『ほんとうのことをいってもいいの?』の読み聞かせをしました。真剣な表情で聴き入る子供の姿が見られました。たとえ本当のことであっても、相手を傷つけることを言ってはいけないことに気付くことができました。

 

 

 

 その後、1時間目は、全校一斉に、人権に関する授業(道徳)を行いました。

1年生は、絵本『わたしのいもうと』を教材に、命のかけがえのなさ、そして、その大切さについて考えることができるようにしました。

2年生は、絵本『ひとはみな自由』を教材に、だれもが楽しく、自由に暮らせるようにすることの大切さについて考えることができるようにしました。

 

 

3年生は、『おもいやりあふれる竜谷タウン』を教材に、思いやりについて考えられるようにしました。子供たちは、思いやりをもって行動していこうとする気持ちが高まったようでした。

4年生は、『みんなが笑顔で生活するためには』をテーマに話し合いました。「間違えても笑わない」「みんな同じじゃなくていい」など、子供たちからは、生活のなかで気を付けていきたいことがたくさん出てきました。

 

  

5年生は、『ブランコの乗りとピエロ』を教材にして、相互理解・寛容の心について考えました。「他人の言動を許せないと思うとき、自分はどう行動するのか」を考える機会となりました。

6年生は、『人権とは』をテーマにして、授業を行いました。辞書に載っている「人権」の意味。憲法における「人権」。これを踏まえて、人権を守るために、何が大事なのかを考えました。その上で、あらかじめ、全員が人権標語を作っていたのですが、そのなかで一番いいと思う標語を選びました。「イジメはな 人の笑顔を なくすだけ」という人権標語が選ばれました。イジメは絶対にいけないという子供たちの決意が伝わってきました。

 

 

 

 このように、それぞれの発達段階に応じて授業を行いました。これからも、継続的に思いやりの心を育み、自分や友達を大切にできるような取組をしていきたいと思っています。