始業前の1分間不動

 
 授業の始まる前には,生活委員が「不動」の合図をかけます。全員姿勢を正し,これから始まる授業へ気持ちを集中します。放課とのけじめをつけ緊張感を高めるために行います。
もちろん,学年や教科によってスタイルは変わります。

無人購買

 
 「竹筒がみんなを見てる,信じてる」
 昭和37年12月に,台上の竹筒に自分でお金を入れ,自分で買いたいものを持っていくというシステムで,この無人購買は生まれました。城北中学校の生徒が信じ合えることを,この無人購買を通して証明したいとも願い,その伝統は,竹筒を金庫に変えて,今も城北中学校の生徒に受け継がれています。

立志の塔

 
 城北中学校の正門を入ると,左手にどっかりと偉容を誇る「立志の塔」があります。それは,卒業生の心の故郷であり,在校生の魂のよりどころです。
 昭和38年10月,廃品回収によって得た収益により,「年々卒業していく生徒が誓いの言葉を書き残し,その中へ納めていくことのできる塔」として建てられました。
 何年も前に卒業された方が,ふとこの塔に立ち寄られています。

地質園

 
 上から見ると,愛知県の形をしている地質園。
 県内のそれぞれの地域で採取される特色有る岩石が,その地図の中に整えられています。これらは実際にその土地へ行き,岩石を採取してきて作られました。

水生植物園

 
 クロモ,カナダモ,ヒシ,マツモ,スイレン,イ,ニッコウキスゲ,タヌキモなどが生育し,金魚やフナ,モエビ,タニシ,タナゴ,メダカなどの生き物も住んでいます。
 理科の授業でも活用されています。

ニュートンのリンゴ

 
 ニュートンが万有引力を発見するきっかけとなったと伝えられる木。
昭和39年,イギリス国立物理学研究所所長サザーランド博士から日本学士院長の柴田雄次博士に送られたリンゴの木の枝を接木し,東京大学理学部附属植物園へ植えられました。
この木は,平成8年3月5日,その木の枝を譲り受け,接木したものです。

メンデルのブドウ

 
 この木は,メンデルが「遺伝の法則」を発見するために,基礎実験に用いた木です。
 大正2年,東京大学三好学教授が,チェコスロバキアのブルノールにメンデルが在職したケーンギン修道院をたずね,株分けしたブドウの木を譲り受け,東京大学理学部附属植物園に植えました。
 平成3年3月5日,その木の枝をゆずりうけ,接木したのがこの木です。

大賀ハス

 
 昭和26年3月,「ハス博士」で知られる大賀一郎博士が,千葉県検見川の2000年以上も前の縄文時代の遺跡から3粒のハスの種子を発見しました。その3粒の種子をまいたところ,その1粒を発芽・成長させることに成功しました。
 このハスは「大賀ハス」と名づけられ,平成3年3月14日,東京大学農学部附属緑地植物実験所より譲り受け,大切に育てているものです。毎年たくさんの人が見に来られます。

精子発見のイチョウ

 
 明治29年,東京大学植物教室の平瀬作五郎助手は,同大学理学部附属植物園のイチョウの木から採取した若い種子より精子を発見しました。それまで,種子植物はすべて花粉管がのび,造卵器に達して受精すると思われていたので,この発見は世界の学界に大きな反響を起こしました。
 平成3年3月5日にこの木を譲り受け,接木したのがこの木です。

コケ園

 
 本館東側の北にあるコケ園です。
 よく見られるスギゴケやゼニゴケだけでなく,ヘビのうろこのようなコケ,ジャゴケなども生育しています。
 理科の授業で活用されています。

シダ園

 
 新々館の北側にあるシダ園です。
 数多くのシダが植えられています。ベニシダ,イヌワラビ,ゼンマイ,ヒトツバ,シシガシラ,ヤブソテツ,ノキシノブ,トクサなど,いつでも見ることができます。
 理科の授業で活用されています。

10ミリバナナ

 
 城北中学校の温室で育つ,バナナの木に実った「10ミリバナナ」です。
 このわずかに実ったバナナを全校生徒で分けると,一人10ミリほどになります。ここに名前の由来があります。給食時に配られる10ミリバナナには,市販のバナナも一本添えられますが,市販のバナナとは違った愛嬌のある味がします。