運動場の状態が心配されましたが、みんなのこれまでのがんばりが天に届いて、とてもよい天気のもと、予行演習をおこなうことができました。

 みんなの演技や競技を、みんなで見ることができ、みんなで久しぶりに同じ空間で楽しむことになりました。開会式の始まる前に大作先生が話されたこと、覚えていますか。1年生をフォローする、準備やお世話をする6年生のやさしさ。自分たちで気をつけていす運びをする2年生や3年生の成長。4年生や5年生の開会式が始まるまでの静かに待つ姿。すばらしかったです。

  そして、3年生の学級対抗リレーからスタート。入場のときに、音楽に合わせて手拍子が会場全体から起こりました。すてきなスタートでした。矢南っ子のすてきがいっぱいでした。25日の本番に向けて、イメージがわいて、自信をもつことができたんじゃないかな。教育実習生の先生が「一生懸命に応援する姿に感動しました」「リレーで、バトンをつなぐ気持ちが伝わってきてよかったです」と話してくれましたよ。

◆先週の学校たんけん(1年生)で、「理科室はどこですか?」と聞かれたので、「ちょうどこの上だよ。2階だよ」と伝えたら、1年生の子が「教えてくれてありがとうございます」と。テントをたてるための作業をしていたら、「暑いなか、ありがとうございます」と5年生の子が声をかけてくれました。

 「ありがとう」という言葉は感謝の言葉。心が温かくなります。矢南っ子の「ありがとう」に負けないように、大人のわたしたちも「ありがとう」をいっぱい伝えたいと思います。

 

 

◆少し前になりますが、小山内美江子さんという方がお亡くなりになりました。「3年B組金八先生」の脚本を書いた人と言えば、ピンとくる方も多いかと思います。そのドラマの中で出てきた言葉の一つに、

「どんな仕事につくにしても、これがいいという気迫と根性がないと続かない。『これいい』と『これいい』では大違い」

   5年生の子が総合の学習の時間「働く」といったことを学んでいます。世の中にはキャリア教育(自分が自分として生きるために,「学び続けたい」「働き続けたい」と強く願い,それを実現させていく姿がキャリア教育の目指す子ども・若者の姿 なのである:文部科学省HPより抜粋)という言葉があるように、「~たい」という気持ちを大事にする必要があるのではないかと考えます。

 

 2年生の子が「ぼくは飛行機のパイロットになりたい」、4年生の子が「算数を得意にしたい」、6年生の子が「図書館の本を読み切りたい」・・・。今、「これがやりたい」「これが目標」と話してくれた子の顔は輝いています。

 

  いろいろな授業の中で、「見たい、聞きたい、知りたい、話したい、やってみたい・・・」、休み時間には「走りたい、遊びたい、友達といっしょにいたい、一人で本を読みたい・・・」、家に帰ったら「伝えたい、食べたい、寝たい、勉強したい(あまりいないかな)、遊びたい・・・」

  『主的に学ぶ』という言葉の中にも、「たい」がいます。だから、「たい」をいっぱい身近にしたいと思っています。そして、「これ」にあたるものを見つける手助けをしたいなと、話してくれた子の言葉を通して思いました。

  矢南っ子のみんなが「これ」をいっぱい持てますように。