3月11日 今でも鮮明に思い出すことのできる「東日本大震災」からもう十年以上が経ちました。

 

そんな今だからこそおすすめしたい一冊がいもとようこさんの「かぜのでんわ」です。

この本は、実際に岩手県にある電話線の繋がっていない電話ボックスを基に、描かれたノンフィクションの絵本です。

出てくる動物たちは、今はもう会えない人物に電話をかけて話を聞いてもらっています。

伝えられなかった気持ちや言葉を、繋がれていない受話器から、その人のもとへと届けます。

大切な日に、大切な人と共に、もう一度読んでほしい一冊です。

言葉はときに、時空も世界も超えていきます。言葉の力を強く感じて欲しいです。