毎日の学校生活で、生徒の心の様子が形に表れる場所がたくさんあります。

その場所の中の一つが、校舎内から外へゴミを捨てに行く際に履き替えるスリッパのボックスです。

私は毎日その場所を通る際、必ずスリッパの状況を見るように習慣づけています。

きれいに整っている日もあれば、踵が揃っていなかったり、スリッパとスリッパが離れていたり…とさまざまです。

今日のスリッパの様子を見てみると、きちんと揃えられていました。

とても嬉しい気持ちになりました。

スリッパが揃っているか揃っていないかという些細なことですが、

スリッパが揃っているか揃っていないかで、

そのスリッパを使った人の心のコップが上を向いているか、下を向いているかがはっきりわかります。

心のコップが上を向いている人は、次の人(相手)のことを考えて行動できる人です。気付く力がある人です。

そのような生徒をたくさん育てていきたいと思う瞬間でした。